【家庭菜園】野菜栽培の摘芯とは?何のためにやるの、どんな効果があるの?
「摘芯」の仕組みと方法を知っておくと、植物を育てる楽しみがぐっと広がります。
自分の好きなように植物の形を変えられますし、育てる野菜によっては収穫量を増やすことも可能なんです。
摘芯の効果:摘芯すると脇芽が成長する仕組み
頂芽優勢とは?
摘芯の効果を理解するために「頂芽優勢」についてお勉強しておきましょう。
大丈夫、そんなに難しいお話ではありません…さらっと説明しますと。
頂芽優勢とは…植物のてっぺん(生長点)で生産されるオーキシンというホルモンが脇芽の成長を抑え、植物の上側を優先的に成長させる性質のことをいいます。
放っておけば、植物はより沢山の光を求めて高く高く育とうとするんですね。
※「頂芽優勢」は高校生物で勉強する概念です。詳しく勉強したい方のためにおススメの動画リンクを張っておきます…受験生向けの動画ですけど、めちゃ分かり易いです。
成長点を取ってしまえば脇芽が育つ
反対に、生長点が植物のてっぺんにあり、オーキシンが生産される限り「脇芽の成長は抑制され続ける」ってことになります。
ですので「脇芽を育てたければ、生長点を取ってしまえ」…これが摘芯です。
摘芯の効果
例えば、ベランダでトマトを栽培している場合、高く長く育ちすぎて「邪魔だな~」なんてことになるかもしれません。そんな時は「摘芯して」下側の脇芽を育てればコンパクトな姿に変えてあげることができます。
それに、脇芽を沢山伸ばして収穫量を増やすことだって可能です。早めに「摘芯」して複数の脇芽を育ててあげる方法です(単純に脇芽を2つ育てれば収量2倍…)。
摘芯の方法
摘芯はとっても簡単です。植物の先っぽのこれから成長する部分をつまんであげるだけでOK
※例として…トマトの摘芯を動画にしたので参考にどうぞ。
たったこれだけ(^^♪
摘芯してみて、育ててる植物の変化を楽しみましょう
摘芯のやり方を知っていると、いろいろと応用出来て楽しめますよ。
基本的な理屈はどの植物も一緒ですから、いろんな野菜で試してみて、自分だけの栽培方法を見つけるのも面白いです。
家庭菜園ですからね、教科書に縛られず、好きなようにやっちゃってください(^^♪
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