畝の簡単な作り方|基本の平畝、平高畝、マルチの張り方マニュアル
平畝(ひらうね)と平高畝(ひらたかうね)の簡単な作り方、マルチの張り方を解説していきます。
家庭菜園初心者の方もこれさえ覚えてしまえば大丈夫!!
大体の野菜は平畝か平高畝で育てられますよ(^^♪
※用意するものはスコップ、鍬、水糸、踏板、マルチの5つです。
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平畝の作り方
平畝は地面の高さと同じ平らな畝のことです…作業は「①畑を耕す⇒②畝幅で鎮圧する⇒③溝を掘る⇒④マルチを張る」の順番になります。※④マルチの張り方は記事の最後に説明しています。
※畑を耕すところからマルチを張るまでの一連の作業は動画も用意したので参考にどうぞ。
①畑を耕す:畝を作る場所の土を砕きます。
スコップで土をひっくり返して砕く方法がおススメですが…大変な作業なので、鍬で耕してもOKです。
※深さが必要な大根やゴボウなどの根菜を育てる場合は、頑張って深めに耕しておきます。
固く締まった土では植物の根張が悪いので、畝作りの直前に畑を耕しておきましょう。
この時に、雑草や残差(前に育てた野菜の残骸)石ころは出来るだけ取り除いてあげます。※雑草や残差は土の中で腐って病気の原因になりますし、大根などの根菜を育てる場合は石ころが邪魔で真っすぐ育ってくれません。
②鎮圧する:水糸を畑に張って、踏板で土を踏み固めていきます。
まず、水糸を張って真っすぐな線を確認できるようにしておきます。
※畝が曲がっていると、マルチがピンと張れません、畝は真っすぐ作りましょう
次に、踏板の上に乗っかり体重をかけて表面の土をしっかり締めます。踏板の上で軽くジャンプしてどんどんしてOKです。水糸の線に沿って踏板をパタパタひっくり返しながら進みます。
踏板で土を鎮圧する理由は、畝の表面を平らにすることと、土の表面を固く締めて土壌水分の蒸発を防ぐためです。
畝が凸凹しているとそこに水が溜まって病気の原因になったりしますから、できるだけ平らに仕上げましょう。
因みに…踏板は用意したいアイテムです。ホームセンターで手ごろな板を見つけて、あらかじめ幅を決めて切っておくと何度も使えて便利ですよ。
※余談ですが畝の幅はその都度変えるのではなく、毎度同じ幅で統一することをおススメします。購入するマルチ、防虫ネットなど、すべて畝幅を揃えておくと汎用性があってとても使いやすいです。個人的には135㎝幅のマルチが使いやすいので、踏板もこれに合わせて(幅110㎝にしてあります)作ったものをずっと使っています。
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③マルチの裾を埋める溝を掘ります
あとでマルチを張るので、マルチの裾を埋める溝を掘っておきます。
平畝作りからマルチ張までの作業動画
畑を耕すところからマルチを張るまでの一連の作業動画です。
平高畝の作り方
① 畑を耕す:畝を作る場所の土を砕きます。
平高畝は大根などの根菜で使うことが多いので、塊が残らないように土を砕いておきます。この時に、雑草や石ころは丁寧に除いておきましょう。
②水糸を畑に張って、スコップで土を盛り上げます。
平高畝は地面よりも盛り上がった畝なので、畝になる場所(この時点では大体でOKです)にスコップで土を盛り上げます。
この時の土盛り幅は大体でOKです‼
③盛り上げた土を踏板で鎮圧していきます。
「平畝の作り方」と同じく踏板の上に乗っかって、体重をかけて表面の土を鎮圧してきます。
④鎮圧した部分の上に、もう一度土を盛り上げます。
踏板で畝幅がわかるので、土が不足している場所はこの時点で追加しておきます。※畝の形を決める作業です。
⑤もう一回踏板で表面を鎮圧します。
もう一回、体重をかけて踏板で畝の表面を鎮圧しておきます。畝の表面(植え付けする場所)を整える作業です。
⑥畝の側面を手で叩いて成形していきます。
畝の側面は手でパンパンたたいて整えます。
マルチの張り方:マルチをピンと張るコツは?
マルチをピンと張るコツは…まず畝が真っすぐであること、マルチの周りに土をかける前に仮止めで皺(しわ)を伸ばておくことです。
注意⇒いきなりマルチの周りに土をかけ始めると、皺が出来たときに修正がききません。
仮止めが終わったら、足でマルチの皺を伸ばしながら周りに土をかけていきます。
マルチをはる要領は平畝と一緒です。なるべく皺(しわ)にならないように注意しましょう。
良い畝は野菜の育ちも良いものです
畝作りが雑だと、撒いた種が発芽しなかったり、根が土に張れず野菜の育ちが悪くなったり、野菜の育ち方が揃わなかったり…やっぱりそれなりの野菜しか出来ません。
良い畝は「表面は固く締めて、中はふんわり」です…畝を作る前に畑を耕す、しっかり鎮圧する、マルチはピンと張る、ポイントを押さえて丁寧な畝作りを心掛けましょう(^^♪
基本さえ忘れなければどんな作り方をしても大丈夫ですから、自分なりの方法を見つけてみるのも楽しいですよ~
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