畑の水はけの良し悪しを見極める方法は?水はけが悪い畑の対策は?|雨の日は傘をさして畑を見にいこう
<この記事の内容>
「畑の水はけ」の良し悪しを見極める方法と水はけが悪い畑での対処方法について解説しています。
「畑の水はけ」の良し悪しを見極める方法は?
「畑の水はけ」の良し悪しを見極めるには、雨の日に畑を見るのが一番です。
少し強めの雨の日に傘をさして畑を外から見てみてください。
注意)台風や大雨の日は危ないですからね、畑を見に行くのは止めておきましょう。
雨の日に畑を見るべきポイントは?
雨水の流れと雨水が溜まる場所がないか確認しましょう。
①雨水が流れる方向を確認します
少しの雨でしたら畑に雨がしみ込むだけですが、ある程度の雨量があると、土が雨水を吸収しきれず畑の表面に水路が出来始めます。
この水路が畑のどこにできるのか、どちらの方向に水が流れるのかを確認しましょう。
一見平らに見える畑でも、意外な方向に水が流れたりするものです。「畑の中の水の動き」は実際に目で見てみないと分からないことが多いんです。
溢れた水が畑の外に流れず、畑の中に溜まるようなら、その畑は水はけの悪い畑です。
もっと悪い状況なら、お隣の畑や近くの道路から大量の水が畑に流れ込んでくるかもしれません(*_*)
②畑に水たまりができる場所がないか確認しておきます
普段畑の表面が乾いている状態では分かり難いのですが、雨降りの日に畑を見に行くと、水溜まりになる場所が見つかるものです。
そんな場所はいつまでたっても畑が乾きません。
不思議なもので、平らに見える畑でも常に水気の多い場所があったりするものです。
※農家さんに聞いた話では、土の中に固い層があったり、固い層が窪んだ箇所があったりして、そこは水溜まりが出来やすくなるそうです。
畑の水はけが悪いとどうなっちゃうの?
水はけが悪く常に水気の多い場所では、作物の根が腐ったり病原菌が蔓延している可能性だってあります。
それ水はけの問題化もしれませんよ(*_*)
特に大量の雨が降った後は湿度が上がり、病気が蔓延する可能性が大きくなります。
水はけが悪い畑の対処方法は?
①水路に沿って畝を立てる
畑にできた水路に沿って畝をつくれば、素直に雨水が流れて水はけが良くなるかもしれません。
反対に水路を遮る方向に畝を作れば、畝が水の流れを遮ってそこに水たまりが出来てしまいます。
畑にできる水路を確認して、畝の向きを決める参考にしましょう。
②溝を切り水を畑から逃がします
あらかじめ溝を切って水の流れを作り、畑以外の場所へ雨水を流す方法もあります。
もし、畑の外から水が入ってくるなら、それを防ぐ意味でも溝切は有効です。
※貸農園でしたら、管理人さんに話をして対応してもらった方がいいかも…
③高畝で野菜を育てる
いろんな工夫をしても水はけの問題は根本から解決しない場合がほとんどです。
最後の対策は、水はけが悪いことを諦めて土を盛り上げ、高畝で野菜を育てることです。
高畝にすればある程度、土の表面を乾かすことが出来ますよ。
畑の水はけ|畑の癖に合わせた対応をしましょう
自分の畑の癖、水の動きを知れば「どこに何を植える」とか「畝の向きを決める」など、いろんな判断に役立てることができます。
家庭菜園で野菜作りが上手な人は、自分の畑の癖を良く知っていて、畑に合わせて畝の形を変えたり、植える野菜の場所を決めたり、畑に合わせた対応をしています。
雨の日は自分の畑のことを知るチャンスですから、長靴はいて、傘をさして、ゆっくり畑の周りを歩いてみてください。
きっといろんな気づきがあるはずです。
だからといって(繰り返しですが)…嵐とか台風の日は危ないから出掛けちゃだめですよ(^^♪
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