【家庭菜園】肥料の三要素(N‐P‐K)とは?窒素、リンサン、カリウムそれぞれの働きについて

2021年11月28日

野菜作り初心者
野菜作り初心者
いまさらなんですけど…肥料の三要素ってなんですか?
農家のおじさん
農家のおじさん
肥料成分の窒素、リンサン、カリウムのことだよ

植物が育つためには、いろんな要素(栄養と捉えてOKです)欠かせません、そのうちとても重要なのが窒素、リンサン、カリウムの三要素になります。

野菜を育てる「肥料成分」については何かと小難しい話が多いのですが…「窒素、リンサン、カリウムの働き」については大雑把でも知っておいた方が便利です。

野菜の種類によって肥料を使い分けたり、場面々々で肥料を選ぶために必要な基礎知識になりますからね。

目次

N(窒素)は葉や茎を育てる肥料成分です

植物の体はタンパク質でできていて、植物は自分の体の中でタンパク質を作りながら成長します。

そのタンパク質の主な材料はC(炭素)O(酸素)N(窒素)H(水素)で、そのうちC(炭素)O(酸素)H(水素)は空気中の二酸化炭素(CO2)や土中の水(H2O)を吸収して調達しています。

あともうひとつ、必要な要素がN(窒素)です。畑の植物はN(窒素)を自力で調達できないので、人間が肥料として与えてあげなくてはいけません。

※因みに…空気中には窒素ガスが80%含まれているのですが、植物はこれを利用することができないそうです。

N(窒素)は植物の葉や茎などの成長に必要な要素なんです。

農家のおじさん
農家のおじさん
葉っぱを育てる肥料だから、N(窒素)は「葉肥え」とも呼ばれるんだよ

P(リンサン)は実をつける肥料成分です

P(リンサン) は遺伝子の元になる核酸(DNA)の構成成分として重要です。

植物は花をつけて(開花)、実をつけて(結実)、種を残して子孫を次につなげていきます。その開花と結実を促す働きをするのがリン酸肥料です。

特にナスやトマト、キュウリなどの実をつける野菜の栽培で重要になってきます。

農家のおじさん
農家のおじさん
P(リンサン)は実をつける肥料だから「実肥え」だね

K(カリウム)は根の成長を促す肥料成分です

K(カリウム)は元素名としては「カリウム」ですが、略して「カリ」と呼ばれることもあります。

K(カリウム)は植物の構成要素としては働かず、植物の中で起きるいろいろな反応を助ける働きをしているそうです(難しい…あまり意識しなくてもよいです)。

根や茎を丈夫にし、病害虫や寒さに対する抵抗力をつけ、特に根の成長を促す要素になります。

農家のおじさん
農家のおじさん
単純に根張りをよくする「根肥え」と覚えておくといいよ

肥料に三要素がどれだけ含まれているのか確認する方法

最後に、販売されている肥料に「窒素、リン、カリウム」がどれ程含まれているのかを確認する方法ついて説明しておきます。

肥料を購入しようとして、パッケージを見てみると数字が3つ並んで記載されています。

「8‐8‐8」「5‐4‐3」など…もう少し丁寧な表現になると「チッソ5‐リンサン4‐カリ3」「N14‐P14‐K14」みたいな記載もあります。

誰が決めたのかは知りませんが、販売する肥料の成分を表現する方法として、肥料の含有量(%)を窒素(N)-リンサン(P)-カリ(K)の順番で表現するのが一般的になっています。

※例えば10㎏の肥料が「5‐4‐3」なら、窒素(N)の含有量は10㎏×5%=0.5㎏、リンサンは0.4㎏、カリウムは0.3㎏となります。

窒素(N)-リンサン(P)-カリ(K) の数字は肥料選びの大切な目安です

小松菜や水菜などの葉物野菜は「葉っぱや茎」が野菜そのものになるので、 窒素(N) をより多く含んだ肥料を選びます。ナスやトマトの初期成育でまず野菜の木を大きく育てたい場合も同じです。

ナスやトマトの実を沢山つけたい場合は、追肥に リンサン(P)を多く含んだ肥料を使います。

※カリ(K)は植物が丈夫に育つために必要な要素なので、どの肥料にもある程度含まれています…ですのであまり意識しなくても良いのですが、カリ(K) が少ない肥料ばかりを使うのは避けましょう。

まとめ

肥料の三要素について小難しい知識がなくても、N(窒素)は「葉肥え」 、 P(リンサン)は「実肥え」 、 カリ(K) 「根肥え」 これだけは覚えておきましょう。

肥料を買いに行ったとき、肥料を選ぶときにとても役立ちますよ(^^♪