畝作りの裏技|前作の畝を再利用する方法、時間がなくて植え付けを急ぎたい場合の裏技
畑(プランターじゃなくて)で野菜を作る場合、セオリー通りに準備をするならば、前作の畝をキレイに片付けて、植え付けの1週間~2週間前に肥料を撒いて、畑を耕して、新しく畝を立てるのですが…ど~しても時間がなくて、この工程をやり切れない場合だってあるでしょう。
特に秋冬野菜の植え付けになると、この日までに「種まきや苗植え」を終わらせなくちゃいけない作付け最終日がありますから、何としても畑に種や苗をぶち込みたいタイミングがあるはずです。
前作の畝を再利用する方法
写真で順を追って説明します。
①畝の上に生えている雑草を根っこから回収します。
雑草はなるべく根っこから抜いてください。根を残すと雑草がまた生えてしまいますし、土の中に有機物が残ると病気の原因になったりします。
とはいえ回収には限界があるので「なるべく」で大丈夫です。
②畝の表面を平らにならします。
おそらく、雑草の根っこを回収したときに、畝の土も塊で抜けてしまうはずです。
それに前作から、雨風に晒されて畝の表面が凸凹になっていますから、畝の穴にスコップで土を戻しながら、畝の表面が平らになるように修復していきます。
畝の盛り上がった部分は手でポンポンたたいて平らにします。
最後に手で平らにならしてあげれば完了です。
畝を再利用したときの肥培管理(肥料のあげかた)
畝を再利用した場合は、元肥(畝を立てる前に畑に入れる肥料)がありません。
畝の中には前作の残り肥料があるか、若しくは肥料の無い状態かのどちらかです。
ですので、肥料のあげ方は基本的に「追肥」になります。
苗ものを植える場合は、植穴にパラパラと入れてあげることをおススメします。
追肥が難しい、葉物野菜を作る場合は発芽後、定期的に液肥で肥料分を補ってあげる方法がおススメです。
畝を再利用した場合の雑草管理
雑草を抑える役割があるマルチはところどころ破けていますし、雑草を引っこ抜く際に新たに破けた箇所もあるでしょう。
畝を再利用した場合は、雑草が生えてくる前提で早め早めに「草取り」してあげてください。
畝を再利用して失敗する野菜
再利用した畝は、畝立てしてから時間が経過しているので、土が固く締まっています。
ですので土の中で大きくなる大根や人参、ゴボウなどの根菜類は再利用した畝では上手に作れません。
おわりに
もうお気づきの方もいるかもしれませんが、畝を再利用した場合は植え付けした後の管理が多く発生してしまいます。
管理が悪いと失敗しますからね、結局効率良いのは基本に忠実に畝立てする方法なのですが…
それでも、どうしても間に合わないタイミングは畑で野菜作りをしていると必ずあります…畝の再利用はそんなときの裏技として覚えておくと便利なんです。
とにかく、野菜作りは畑に種まき、苗植えしなきゃ始まりません。
時間がないからってあきらめないでくださいね(^^♪
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