【ぶらり畑散歩】2019年8月<埼玉県西部①>

2021年9月22日

<埼玉県川越市>

8月上旬の畑の風景です。

埼玉県西部、川越から所沢あたりを散策してきました。

田んぼの稲、稲穂つけてきましたな。
サツマイモ畑です。
葉っぱが茂って、畑の土は全く見えません。

サツマイモ畑です。川越近辺の畑、あっちこっちでサツマイモを栽培してました。 そういや川越ってサツマイモの街だった…「川越いも」の歴史は古くて、江戸時代まで遡るのだとか。重くてかさばるサツマイモを船にのっけて江戸まで運んだんですって。

サツマイモの葉っぱ、真上から撮ってみました。

サツマイモの葉っぱ、アサガオに似ています。サツマイモはアサガオと同じヒルガオ科なんですね~同じ芋でもジャガイモはナス科、まったく別物なんです。サツマイモの作付けは苗植えですけど、ジャガイモは種イモを植えます。栽培方法も全然違うんです。

こちらは里芋畑です。この地域、里芋畑も多かったな…
スプリンクラーで畑に水やりしてました。

里芋の葉っぱ…でかい。里芋はめちゃくちゃ水が必要な作物です。これだけでかい図体ですから。

この時期に水を切らすと、葉っぱが貧弱になって、立派な里芋ができなくなっちゃうんです。夏に沢山光合成して葉っぱに養分蓄えて、時期がくると今度は土の中にその養分を送り込んで里芋を大きくする仕組み(転流って言います)。

だから夏の暑い日にはスプリンクラーで畑に散水して、葉っぱを大きくするんです。もちろん水が切れると、茶色がかった貧弱な葉っぱになって、ひどい干ばつが続くと最後は枯れちゃう…この時期、里芋農家さんは水やりにすごく気を使います。

もう一枚、里芋畑、何枚撮っても変わらんか…
沢山水をもらって青々した良い里芋畑でした。
里芋、角度を変えて下から撮ってみました。
下から見ると別世界です。小人が出てきそう…
これは違う畑の里芋、水を切らすとこうなります…可哀そう。
長いこと農業に関わってきましたけど、この作物…何なのか分からん。
花かな? 近くに農家さんいたら聞けたんだけど誰もいなかった。
これは分かり易いでしょ。ネギです。

川越近辺の農業地区の農道風景です。近くに家も建ってるし、完全に都市近郊農業地帯なんですけどね…灌漑施設も整備されてるし、区画整備もされてるし、畑は平らだし、羨ましいくらい良い農業地区でした。

ここまで整備されてると、農家さんもいい加減な仕事できません。
雑草生やしたりしたら、近所の農家に馬鹿にされそう。農家にはあるんです「うちの畑はよそには負けないくらいいい畑だぜ」ってプライドが…

朝早かったんですけど、近所の方ランニングしたり、イヌの散歩してました。近所の方の散策道にもなってた、気持ちの良い農道でしたよ。

最後におまけ。

都市近郊農業地域ならではの看板見つけました。小学生の通学路なんですね…
子供ですから、だだっ広い畑を見れば、侵入していたずらもしたくもなるのでしょう。

気持ちわからんでもない。でも駄目だよ、いたずらするなよ~

その②につづく…