【ベランダ菜園】ベランダの日当たりの良し悪しを確認する方法、「日当たりが悪くても育つ野菜」と「日当たりが良くないと育たない野菜」について

2022年2月8日

<この記事の内容>
・野菜を育てるには日光が必要なのですが…ベランダでどれだけの「日当たり」を確保できるか、管理人の家で実際に確認してみました。
・ベランダの日当たりが悪くても育てられる野菜(陰性植物)はあります⇒陽性植物と陰性植物についての簡単な説明とそれぞれの野菜を紹介しています。

目次

野菜を育てたい場所の日当たりを確認しましょう

野菜を元気に育てるためには光が必要なのですが、ベランダや室内で「日中ずっと日当たり良い場所」はまず見つかりません。

建物の陰になったり、そもそもベランダや窓の向きが良くなかったり…

ベランダ菜園や室内で野菜の栽培をするのなら、まずは自分のお家のベランダや室内にどのくらいの時間、日が差さすのか確認しておきましょう。

やり方は簡単、お天気のいい日を選んで、野菜作りをしたい場所にどの時間帯(何時間)直射日光が当たるのか観察するだけです。

例えば、私のお家(日当たりの悪い安アパートです)の場合で時間を追って見てみます。

2021年6月11日の朝6:15です。
右上の田んぼに朝日が当たっていますが、ベランダは日陰
10:30ようやくわが家のベランダの手すりに朝日が差し込み始めました。
11:00ベランダの床面にお日様の光が当たり始めます。
12:30やっとこさ、ベランダの野菜に日光が当たり始めました…
15:30お日様が細り始めて、ぼちぼち野菜に直射日光が当たらなくなります。

ベランダの野菜に日光が当たるのは12:30~15:30の3時間だけでした。

もちろん、日当たりの良し悪しはそれぞれのお家によりますし、直射日光がほとんど入ってこないこともあるでしょう。

でも大丈夫、植物の中には日当たりが悪くても育ってくれるものがありますから、育てる野菜の種類を選べば、光環境が悪くたって野菜作りはできるんです。

陽性植物と陰性植物

植物には、直射日光を好む「陽性植物」と、日陰と半日陰を好む「陰性植物」、中間的な「半陰性植物」があります。

例えば「日光がさんさんと降り注ぐ草原」と「森の木陰」では光環境は大きく違いますから、植物はそれぞれの環境に適応しなくてはいけません。

野菜だって同じです。野菜の種類それぞれに好みの光環境があるんです。

では、陽性植物、半陰性植物、陰性植物にはどんな野菜があるのか見てみましょう。

陽性植物…およそ6時間くらい直射日光が当たる場所を好みます

トマト、ナス、ピーマン、ゴーヤ、オクラ

キュウリ、スイカ、メロン、カボチャ、ズッキーニ

エンドウ豆、そら豆、落花生、トウモロコシ(夏野菜はほとんど陽性植物らしい…)

キャベツ、白菜、大根

ニンジン、さつま芋、ごぼうetc…

半陰性植物…およそ3~4時間くらい直射日光が当たる場所を好みます

いちご、ほうれん草、こまつな、カブ、レタス、春菊、パセリ

じゃが芋、サトイモ、しょうが、アスパラ、ネギ

陰性植物は…直射日光の当たらない半日陰から日陰を好みます

みつば、セリ、シソ、みょうが、ニラ

参考)アタリヤ農園「野菜の日照条件」

つまり…日当たりの悪い管理人(私)の安アパートのベランダでは、3時間ほどしか直射日光を野菜にあてることができないので「半陰性植物」若しくは「陰性植物」しか育てられない、反対に言えば、日当たり悪くたって 「半陰性植物」若しくは「陰性植物」 なら育てられる‼ってことです。

おわりに

もし自分のお家の日当たりが悪くたって悲観しないでくださいね。畑だって土壌とか日当たりとか、条件は様々で、その畑で作れる野菜、作れない野菜はあるものです。ベランダや室内も一緒、環境にあわせて家庭菜園を楽しめばいいんです。

日当たりが悪いけれど、どうしても陽性植物のトマトとかナスを作りたいとなれば、室内で植物育成用のLEDを使うのもアリです(但し購入する金額と電気代のランニングコストがかかります)。

どうせ野菜を作るなら、収穫の喜びを楽しみたいものです。失敗続きじゃつまらない…日当たり条件を確認して、お家に適した野菜作りを楽しみましょう(^^♪