【家庭菜園】石灰を土に入れる意味、おススメの石灰肥料の使い方

2021年10月9日

野菜作り初心者
野菜作り初心者
野菜の作り方を調べていると「植え付けの前に畑に石灰を撒きましょう」って書いてあるんですけど…石灰って必要なんですか?
農家のおじさん
農家のおじさん
確かに必要なんだけどね…植え付けのたびに石灰撒くのもどうなんだろうな~

石灰は植物の成長にとって必要な肥料成分ですが、何も考えずに撒きすぎると良くないことが起きてしまいます。

なぜ石灰が必要なのか、さわりだけでも構わないのでその意味を理解して正しく使いましょう。

目次

石灰を施用する意味について

土壌のpH調整

畑の土は何もしなければ自然と酸性になってしまうと言われています。

その理由は①日本は雨が多く、その影響で土が酸性になる②よく使われる化学肥料には酸性のものが多く、野菜を作り続けると土が酸性になる…からだとか。

※これはあくまでも一般論です。私自身、長いこと畑で野菜を作っていますが化学肥料を使い続けたことはないですし、土のpHを計り続けたこともないので実際のところは分かりません…

しかも、ほとんどの野菜は弱酸性(pH6.5前後)を好むので、放置しておくと酸性に傾きすぎてしまう土を弱酸性に戻してあげることが必要になってきます。

そこで使われるのが石灰肥料です。

石灰肥料はアルカリ性でpHが高く、pHが下がり酸性になってしまった土を弱酸性に戻す効果があります。

野菜作り初心者
野菜作り初心者
だから家庭菜園の教科書には「石灰を撒きましょう」って書いてあるんですね

有機的な栽培を続けてきた経験からですが、個人的には石灰を用いた「土のpH調整」が本当に必要なのかは疑問です。

定期的に堆肥 を入れて、有機質の肥料を使っていれば土壌が極端に酸性になることはまずないですよ。 (一般的な堆肥のpHは8∼9) ⇒これ有機農業の農家さんも仰っていました(昔聞いたお話です)。

<余談ですが…pHと酸度についてです>

家庭菜園についてのHPや本を読んでいると「pH」と「酸度」の単語をよく目にします…「pH」は馴染みがあるんですけどね「酸度」ってなんでしょうね?

よく似た意味で使われる「pH」と「酸度」ですが、何が違うのか少し気になったので調べてみました。

pHとは…酸性、中性、アルカリ性の度合いを数値で表したものです。pH7が中性、酸性はpHが7よりも小さくなればなるほど強く(例えばレモン、梅干しはpH2前後)、アルカリ性はpHが7よりも大きくなればなるほど強くなります。

酸度とは…物質に「酸の成分」がどの位含まれているのか、酸の強さの程度を表すそうです。

pHと酸度には微妙な概念の違いがあるみたいですが、ぶっちゃけ小難しくて良く分かりません(スイマセン…)ですので、この記事ではより分かり易くて馴染みのある「pH」で説明をしていきます。

石灰(カルシウム)の肥料効果

石灰の肥料成分はカルシウム(Ca)です。

野菜にとってカルシウムは窒素、リン酸、カリについで吸収量の多い肥料成分で、新しく細胞が作られるときに働き、細胞膜を丈夫にしてくれます。

植物は新しく細胞を作りながら成長しますから、石灰(カルシウム)はとても大切な肥料成分なんです。

石灰が足りなくなるとどうなるの

石灰(カルシウム)不足が原因で起きる代表的な症状を紹介します。

・トマト、ナス、ピーマンなどの尻腐れ

カルシウムが吸収されなかったり、不足して細胞が丈夫に育つことができないのでしょう。

・キャベツ、白菜の芯(生長点)の腐れ
・葉先、生長点が枯れる
・根っこが伸びない

カルシウム不足で新しい細胞の成長に問題が生じる生理現象です。

他にも、ジャガイモ(馬鈴薯)に黒い斑点が生じたり、キャベツやレタスの葉っぱのふちが黒く変色してしまう症状も知られています。

石灰を多く入れすぎるとどうなるの

石灰肥料は水に溶けにくいため、土に多く入れ過ぎたとしても作物がすべて吸収するとは限りません。ですので肥料成分としての石灰(カルシウム)は入れすぎても問題にならないとされています。

石灰肥料を多く入れすぎた場合の問題は「pH」でして、石灰を入れすぎて土が強アルカリ性になると植物が他の肥料成分を吸収できなくなってしまいます。

畑に入れてしまった肥料はもう元に戻すことはできませんから、くれぐれも肥料の量には気を付けましょう。

まとめとおススメの石灰肥料、使い方について

有機的な栽培を続けるのであれば「土のpH」はあまり気にしなくていいんじゃないですかね…pH調整は堆肥や有機質肥料に任せてしまいましょ。

石灰肥料を使う理由として、一般的には「pH調整」がメインになりますが、むしろ肥料成分としてのカルシウム補給の方が大切です。

有機質の石灰肥料(貝殻を焼成したものなど、アルカリ分は低いです)を例えば半年に1回ずつ補給するやり方をおススメしています。

最後におススメの石灰肥料を紹介しておきますね(^^♪

老舗の有機質肥料メーカー「川合肥料さん」のカルフレッシュ…牡蠣の殻を原料にした天然系肥料です。