【ベランダ菜園】無農薬栽培|プランターで水菜、小松菜を育てる方法

2022年5月26日

<水菜、小松菜>
・水菜も小松菜もおなじアブラナ科の野菜です。
アブラナ科の野菜はとにかく害虫被害が多い‼
ベランダでの栽培とはいえ害虫被害にあう前提で対策しておきましょう。

<小松菜、水菜のの主な病害虫と対策>
・アブラムシとアブラムシがもたらす伝染病
対策:窒素肥料のあげ過ぎに注意しましょう。
・キスジノミハムシ
芽が出たばかりの小松菜、水菜の双葉を食べてしまいます。
対策:キスジノミハ虫は土の浅いところに産卵します。ですので、キスジノミハムシの卵がない土を使えば被害にあう確率はかなり下がります…それでもどこからともなくやってきますけどね(-_-;)
・アオムシ、コナガ、ヨトウムシ類⇒天敵です
対策:防虫ネットで害虫から小松菜を守ってあげます。
・萎黄病、軟腐病
風通しの良いところで育てる、病気になる前に収穫するなど

目次

栽培時期

小松菜と水菜栽培に適しているのは春と秋です。

種まきは3月下旬~5月いっぱい、9月~10月中旬までがおススメ時期になります。※保温資材を使えば11月上旬ごろまで種まきできます。

真夏は暑くて…頻繁に水やりが必要なのでおススメしません(*_*)

農家のおじさん
農家のおじさん
油断するとすぐに枯れちゃうよ

プランターの土

・野菜作り用の培養土
※難しいことを考えずこれでOK⇒肥料も含んでいるし、pH調整も済んでいるし、何も考える必要はありません。

・種まき用の培養土と畑の土を混ぜたものを使う場合
※畑の土を使う場合は害虫や害虫の卵を含んでいる可能性があるので、できれば太陽熱で消毒するなどの処理をしておくことをおススメします。

プランターの底は水はけ良くするためにゴロゴロの土(赤玉土など)を入れたり、メッシュ底のプランターを使うなどの工夫をしておきましょう。

プランターの土を再生利用する場合
ゴロゴロの土をふるいで分けて、プランターの底に敷き詰めます。

種まき

すじ撒き、適当に大体でOK

間引き収穫しながら最終的に株間3~5㎝程度にしてあげます。

↓プランターにルッコラ、水菜、小松菜、ミニ青梗菜を種まきした時の動画です…参考にどうぞ(^^)/

種まき後の水やりは慎重に

土がカラカラに乾いた状態で、水をドバドバ入れると土の表面に水が溜まり、せっかく撒いた種が動いてしまいます。

ですので、種まきした直後の水やりは土に水をしみ込ませながら、そっと少しずつあげてください。

野菜作り初心者
野菜作り初心者
それでもやっぱり水溜まりが出来ちゃうんですよね~

まあ、余程酷い水のやり方をしなければ種は動かないし、大丈夫なんですけどね。

種まき前に水やりしておいて、土に水が馴染んでから種まきする方法もあります。

農家のおじさん
農家のおじさん
こっちの方が確実だな…

虫よけ:防虫ネット

小松菜も水菜もアブラナ科の葉物野菜です。

アブラナ科の野菜はとにかく害虫に狙われやすく、どこからともなくやってきて育てている葉っぱを食べてしまいます。

害虫対策として、プランター用の防虫ネットがあるので用意しておきましょう。

防虫ネット使用の注意点は、害虫が侵入する隙間を作らないことです。

風にあおられて隙間が出来てしまう状態もNGです…害虫さんはちょっとした隙間も見逃してくれません。

おススメする害虫ネットはプランターごとすぽっと入るタイプです。

これおススメですよ(^^♪

水やり

理想は適度な土の水分状態を維持し続けることです。

渇きが早いなら、夕方水やりして、次の日の同じ時間に補充するやり方をおススメします。

農家のおじさん
農家のおじさん
暑い日の朝に水やりしても野菜が水を吸収する前に乾いてしまうからの~

※ベランダによって風通しや、暑さの条件が変わるので、プランターの土の渇きを見ながら、できるだけ長い時間水分を保持できる水やりのタイミングを探してみてください。

植物にとって水の有無は生きるための絶対条件です。土がカラカラに乾くなら、時間は関係なく水やりしてあげましょう。

プランターの小松菜が細い

野菜作り初心者
野菜作り初心者
プランターで小松菜を育てているんですけど、スーパーで買った小松菜よりも細いんですよね~何でですか?

プランターの小松菜が細くなる主な理由は「日当たり」でしょう。

スーパーで売ってる小松菜は農家さんが栽培したもので、お日様がさんさんと降り注ぐ畑やハウスで育てられます。

一方プランターの小松菜は、ベランダで育てられることが多く、いくら日当たりの良いベランダでも、日当たりの良さは外の畑にかないません。

できるだけ日当たりの良い場所を選んで、それでも細く育ってしまうなら、もうしょうがないです…異常でもなんでもないので「我が家の小松菜は細いのよ」と受け入れてしまいましょう(^^♪

肥料と追肥

野菜作り用の培養土を使うなら元肥は必要ありません…培養土にあらかじめ入っている肥料で十分です。

そもそも小松菜も、水菜もそれほど肥料要求量の多い野菜ではないので、種まき前の元肥は必要ないです。

生育期間も短いので、水やりの時に液肥で追肥してあげながら育てる方法をおススメします。

収穫

プランター栽培ですから、好きな時に収穫しちゃってください。

「種まき」のところでも触れましたが、間引きした小松菜も食べられます。

農家のおじさん
農家のおじさん
いつでも収穫できるからって、生えたまま放置はダメよ

収穫が遅れると病気が発生する可能性もあります、葉っぱがキレイなうちに収穫して美味しく食べちゃいましょう(^^♪