11月に大根の種まきはアリ?まだ間に合うのか?|11月から大根を育てる方法

2023年11月28日

目次

11月に大根の種まきができる地域

11月に種まきした大根は冬に育てて、春に収穫しますので、冬の寒さが厳しい地域、雪が積もる地域では栽培は難しいです。

種袋の裏面にある表をみて、お住いの地域で11月に大根の種まきが可能か確認しておきましょう。

※種メーカーさんの気候区分では温暖地、若しくは中間地が11月に大根の種まきができる地域になります。
 温暖地、中間地は種メーカーさんによって微妙に変わるので注意しましょう。

11月の大根種まきは品種選びが超重要

11月に種まきできる大根の品種はとても少なく、種の入手からして苦労します。
※ホームセンターで探すより、ネットで調べて購入した方が確実かも。

そもそも秋大根の種まき適期は9月~10月、春大根の種まき適期は2月~3月になります、11月~1月の厳寒期の種まきはかなり難しいと考えて間違いありません。

ですので、11月に種まきできる品種はごく僅かなんです。

この時期の大根品種に求められる性質は「晩抽性」です(これ超大事)。
種の説明文に「抽苔が極めて遅く」「とう立ちが極めて遅く」などの文言がある品種を選びましょう。

晩中性品種とは?

大根は低温にさらされると花芽をつけて、成長が止まってしまう性質があるのですが…晩抽性品種性は低温にある程度の時間耐えて、花芽分化(花をつける、とう立ちする)が遅くなるように改良されています。

※何故寒さにあたると花を咲かせようとするのか
大根も植物ですから、生きる最終目的は「花芽をつけて子孫(種子)を残すこと」になります⇒寒すぎると大根が命の危険を感じて、大きく育つよりも、最終目的の「子孫を残す」ことを優先してしまうんですね。

11月に種まきできる大根のおススメ品種は?

11月に種まきできる大根の品種を3つ紹介します。

参考)サカタのタネオンラインショップ根菜類(根物野菜)_ダイコン春の守
参考)タキイ種苗株式会社野菜品種カタログ初神楽
参考)タキイ種苗株式会社野菜品種カタログ三太郎

特におススメなのはこれです↓

11月に種まきした大根の寒さ対策は?

マルチ、不織布、ビニールトンネルは必要?

そもそも大根の生育適温は「17~21℃」です。

11月に種まきすると、外気温の低い真冬が大根の成長期になりますから、生育適温を確保するために、あらゆる保温手段が必要なんです。

黒マルチ(できれば透明マルチ←地温上昇最強)で地温を温めて、そのうえにビニールトンネルでとどめを刺しましょう。※できれば12月~1月の厳寒期は不織布でべた掛けもしたいです。

透明マルチで大根の種まき(マルチ幅95㎝、株間25㎝、9525透明)

ビニールトンネルは保温効果の高い厚みのあるモノを選びます⇒迷わずに0.1㎜
※ビニールトンネルには厚みが0.05㎜、0.75㎜、0.1㎜のモノがあり、厚みがある方が断然保温効果が高いです。

設置したビニールトンネル(大根の畝ではないのですが…)

冬の間はトンネルの裾を開け閉めして温度管理します

ビニールトンネルを設置すれば、放置しても大丈夫とは限りません。

真冬とはいえ、地域によっては昼間の気温と日光で、ビニールトンネルの内側が高温になり大根が焼けてしまうことがあります。

ですので、天気の良い日は午前中はトンネルの裾をあけて換気、午後にトンネルの裾を閉める細かな管理が必要になります (曇天なら閉めっぱなしでOK)。

※トンネルを閉める時間は、昼過ぎ14:00~15:00がベストです、夕方から夜にかけてどんどん気温が下がるので、暖かい時間帯にトンネルの裾を閉めて、暖かい空気を閉じ込めてあげます。

春になり、気温があがったらビニールトンネルは撤去します。

トンネルの開け閉めをしなくてはいけない理由|ディバーナリゼーションとは?

厳寒期の大根栽培は、どうしても夜温が下がり過ぎてしまいます。

低温に反応した大根は「やべえ、寒いから花芽つけなきゃいかん」と抽苔スイッチが入ってしまうのですが、暖かい時間帯があると「なんだ暖かいじゃん」と騙されて成長を続けてくれるようになります。

ですので、どうしても暖かい時間帯が必要なんです⇒脱春化作用(ディバーナリゼーション)といいます。

暖かい時間帯を作る目安は20℃以上、3~4時間が3日に1回です(できれば毎日)です。
5日を超えて低温にあたり続ける、大根は抽苔してしまいます。

農家のおじさん
農家のおじさん
とにかく温度管理が大変なのよ…

春先気温が上がり始めたら、大根が焼ける恐れがあるので穴あきのトンネルに切り替えるとか、裾を開けっ放しにするなどの工夫をしましょう。