【家庭菜園】防虫ネット、寒冷紗、ビニールなどの被覆資材をトンネルで畑に設置する~支柱や被覆資材のサイズの選び方とおススメの設置方法

2023年2月28日

野菜作り初心者
野菜作り初心者
あたしも畑にビニールトンネル張りたくて、ホームセンターに買いに行ったんですけど、支柱もビニールもいろんなサイズがあって、しかもばら売りだから、どの組み合わせで買ったらいいのか分かんなかったんです
農家のおじさん
農家のおじさん
なるほど…サイズ間違えると大失敗するからね。因みにトンネルを作るには、他にも杭や紐やパッカーとか必要なんだけど、間違えなく買えたかな?
野菜作り初心者
野菜作り初心者
え~支柱とビニールだけじゃないんですか‼ 知らなかった…ちゃんと教えてもらえます?
農家のおじさん
農家のおじさん
トンネルの張り方も人それぞれだからね、好みで資材を選べばいいんだけど、ひとつビニールトンネルを作るつもりで、資材のサイズの選び方から教えてあげる
農家のおじさん
農家のおじさん
このトンネル作るよ~このトンネルの作り方、風の強い地域で農家さんがやってる方法だから覚えておくといいよ
このトンネルです~春先に強風になる千葉の農家さんに教えてもらいました

目次

「トンネル支柱の長さ」と「被覆資材の幅」の決め方

まず、畝の幅に合わせた、トンネルの大きさを決めましょう。

「畝の幅」はトンネル支柱の長さと、被覆資材の幅を決める基準になるので、資材を購入する前に計っておきます。

ちょっと写真みにくいですけど、大体畝幅(マルチの幅)は70㎝でした

トンネルの支柱を刺す場所は、畝から左右数㎝離した場所になるので、この場合、畝幅70㎝に左右7~8㎝足して(畝幅ぎりぎりだと後々作物が窮屈になります)幅85㎝のトンネルを作ることにしました。

トンネル幅が決まれば「トンネル支柱の長さ」と「被覆資材(ビニールとか寒冷紗など)の幅」を決められます。※「設置したトンネルの幅」と「トンネル支柱の長さ」「被覆資材の幅」の対応表を作ってみたので参考にしてください。

幅85㎝のトンネルを作りたいなら、トンネル支柱1.8m、被覆資材も1.8mのものを購入すればよいことになります。

①~③が「どの部分を指すのか」は下の図をみてね

ホームセンターで売ってる被覆資材を見ればちゃんと幅は何メートルなのか書いてあります。

農家のおじさん
農家のおじさん
間違えないで買うんじゃぞ
幅1.85m、長さ5mのトンネルビニール
こちらは長さ5mの寒冷紗と不織布、左から幅1.35m、1.8m、1.2m、1.8m

支柱の本数と被覆資材の長さ

畝の長さで支柱の本数と被覆資材の長さを決めます。

支柱の本数については、おススメの目安として、支柱と支柱の間隔は60㎝、両サイドの支柱は2本ずつ(地面に対して真っすぐ立てるものと、斜めに立てるもの)あればよいでしょう。

被覆資材の長さは「畝の長さ」に「両サイドの地面に垂らした部分」を足すことを忘れないようにしましょう。※地面からトンネルの頂点までの長さを計っておく必要があります。

上の写真のトンネルは畝の長さが3.3mでしたので、支柱の本数が8本、ビニールの長さは5mのものを使いました。ビニールは少し長すぎたのですが、5mの規格でしたので(切るのもったいなくて)そのまま使ってます。

支柱、被覆資材以外に必要なもの

あと、必要なのは杭と紐だけです。

杭はなるべく長いものを購入するのがおススメです。※短いと風が強い日にビニールがあおられて、杭が抜けてしまう恐れがあります。

必要な数は、被覆資材(このトンネルはビニール)の両サイドを止めるのに4本、あとはビニールを上から抑える紐を土に固定するのに必要な数です。

紐については、あんまり細いものを選ぶとビニールを痛めてしまうので、トンネル用の幅の広いものが良いでしょう。

杭と紐を結んで、地面に刺してビニールが風であおられるのを防ぎます

おススメの設置方法~強風に負けないトンネルの作り方

防虫ネット、寒冷紗、ビニールをトンネルで設置する方法にはいろいろありまして、結局人それぞれです。

どんないい加減な方法でも目的を達成できればいいんですけどね…

それでも、虫よけの防虫ネットも、防寒対策で寒冷紗やビニールを張る場合でも、最低限「雨風に耐えられる」強さは欲しいです。

農家のおじさん
農家のおじさん
風が吹くたびに資材がぴらぴらしてたら、防虫機能も防寒機能も減ったくれもないからの~

酷い場合には強風の日に畑に行けず、気が付けば「被覆資材がどっかに飛んでちゃた」…なんて悲劇(迷惑)になるかもしれません。(経験済み)

ここで紹介する方法は風に強いトンネルの作り方です。

かなり手の込んだ方法ですが、かなりの強風にも耐えます( とても風の強い地域の農家さんに教えてもらいました)。

防虫ネットを例に動画で紹介します↓

しっかり被覆資材を張れば、もちろん野菜栽培の成功確率は高くなります。

いい加減なトンネル作ると風が吹くたびに心配になっちゃいます…考え方次第ですけどね、ガチガチに強いトンネル作ったほうが安心ですよ(^^♪