植物育成LEDライト|気になる電気料金の計算方法、何時間照らしていくらかかるの?

2023年11月15日

お部屋に差し込む日光が足りない場合、力を発揮するのが植物育成用のLEDライトです。

植物を育てるのに一日に12時間以上は照射したほうが良いとされていますが…やっぱり気になるのがお金のこと、電気代ですよね。

ここでは植物育成用のLEDライトを使用した場合にどれだけ電気代がかかるのか、計算方法を紹介したいと思います。

目次

植物育成用LEDライトの電気代を計算する方法

植物育成用LEDライトの電気代を計算するために必要な数字は、ライトの消費電力(W)と電力供給会社の電気料金単価(円/kWh)になります。

※電気料金単価(円/kWh)は1000W(1kW)を1時間使用した場合の料金です。下の計算ではライトの消費電力単位(W)にあわせて最後に1,000で割ってます。

計算式:消費電力(W)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)÷1,000

例えば、消費電力40Wのライトを12時間使用、電力量料金単価を26.5(円/kWh)で計算します。

40(W)×12(h)×26.5(円/kWh)÷1,000=12.72円

40Wの植物育成ライトを1日12時間、30日使用した場合の料金は…12.72円×30=381円となります。

これが安いのか高いのかは個人の感覚でことなりますが…意外とお安くすむんだな~と感じる方が多いのではないでしょうか。

ちなみに、我が家では植物育成ライトが部屋の照明にもなっているので、生活必要経費に化けてます(^^♪

部屋の照明と化した植物育成LEDライト

消費電力のW(ワット)ってなに?

植物育成ライトのW(ワット)ってなんなんですかね…分かりやすい説明を見つけたので引用させてもらいます。

W(ワット)は電気が仕事をする力
電気が仕事をする力=電力を表す単位がワットです。電灯が光を出したり、モーターが力を出す大きさを表しています。

電力(W)は「電圧(Ⅴ)×電流(A)」の計算で求められます。

V(ボルト)は電気を押し出す力
電気を押し出す力=電圧を表す単位がボルトです。電圧が高いほど多くの電気が流れます。家庭用の電圧は一般的には100V、工場などの生産機械には200V以上が使われています。

A(アンペア)は電気の流れる量
電気の流れる量=電流を表す単位がアンペアです。家庭では20Aや30Aなど、ご使用状況にあわせ契約を選ぶことができます。

引用)TEPCO_東京電力エナジーパートナー_でんきガイド

家庭用の電圧は100Ⅴ(ボルト)でA(アンペア)は電気の契約時に決まっているので、お財布から消えていく電気代は使用するライトのW(ワット)で変わるってことなんですね~

あくまでもW(ワット)は消費電力を表す単位で、ライトの明るさを示す指標ではないことを覚えておきましょう。

植物育成LEDライト説明文から消費電力(W)を読み解いてみました

消費電力はW(ワット)で決まることは理解できたのですが…実際に購入しようとすると、使用電力W(ワット)の説明が分かり難いことが多々あります。

例えばこのライト(管理人愛用のライトです)の説明文はこちら

「薄くて低消費省エネ」:HPS / MHと比較して、75個の10W SMD LEDチップを使用すると、消費電力はわずか40Wです。低熱放散、高発光効率。120°の視点は多くの光源を吸収し、エネルギーを節約します。LED寿命50,000時間の長寿命プラントライト。

引用:アマゾン_QLM 植物育成ライト:商品説明より抜粋

素人には意味不明…分からない用語もいくつかあるので調べて分かる範囲で解読してみました。

HPS、MH、SMD、LEDチップとは

まず用語の確認から始めます。

HPS:高圧ナトリウムランプ
MH:メタルハライドランプ
参照)インターネットランプショップ_アカリセンター

HPSMH、水銀ランプはHID(High Intensity Discharged Lamp)高輝度放電灯と呼ばれています。

HID(High Intensity Discharged Lamp)は高輝度放電灯
特徴)高照度放電装置のことで、普通の電球よりも明るく寿命が長い
発光原理)高電圧の電気を放電させたときの明るさをライトに利用
参照)weblio辞書_HID(エイチアイディー)【別称】高輝度放電灯

とにかく普通の電球とは違うってことで良いですかね…

SMDチップ⇒表面実装型のLEDチップのこと

LEDのチップとは…光を放つひとつひとつの小さな電球みたいなやつです。

※LEDチップにはいくつかの種類があります⇒SMD(表面が実装型)チップ、砲弾型チップ、COBチップなど…参照)株式会社グッド・グッズ_LEDチップ_COBとSMDの違いについて

つまり1個10WのLEDチップが75個ついていて、そのチップはSMDチップ:表面実装型の商品ってことですね。

このライトの消費電力(W)

75個の消費電力10wのLEDチップなので、単純計算では75Wのライトってことになりますが、このライト全体で40Wの消費電力で省エネ商品ですよって意味になります。

「HPS / MHと比較して」だから「HPS:高圧ナトリウムランプ」「MH:メタルハライドランプ」の場合はもっと消費電力は大きくなりますよってことなのでしょう。

細かなことに気を取られてしまいましたが、この説明文から(素人レベルで)読み取れるのは消費電力40W相当のライトってことだけでした。