【家庭菜園】カラス対策、効果的な方法は?カラスのこと知ってお金を掛けずに対策しましょう

2021年9月22日

農家のおじさん
農家のおじさん
せっかく作った野菜なのに…カラスの奴ら、空からやってきて収穫前に横取りしやがる

カラスだって生きるのに必死なんでしょうけど、できればカラスの被害は防ぎたいものです。

では、どんな対策が有効なのでしょうか?

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」まずは敵(カラス)を知ることから始めましょう。

目次

カラスの生態

カラスは何をたべるの?好きな食べ物は何?

カラスは雑食性で、コガネムシやセミなどの昆虫、果実、鳥の卵(雛も食べちゃうらしい)残飯や動物の死体などなど、なんでも食べます。

畑にある野菜でカラス被害が比較的に多いのは、果菜類(トマトやスイカなど)、トウモロコシ、大豆(枝豆)などです。

特にカラス君はトウモロコシがお好きでして、種まきした後、芽が出た状態で土から引っこ抜いて土の中の種を食べたり、収穫間近のトウモロコシの皮を破って食べてしまいます。

※鶏の味覚は人間よりは劣りますが、味を感じることは出来るそうです。お好みは甘いもの…収穫間近の甘いトウモロコシが狙われるわけですね。

カラスの行動

まず、カラスの移動距離ですが(まだカラスの生態については不明な点が多くざっくりになります)…カラスのねぐらを中心に半径10㎞程度とされています。

そして、若いカラスは群れで行動します。群れで行動する理由のひとつは「食べ物を効率よく探すため」です。沢山のカラスで食べ物(餌場)を探した方が効率良いですよね…さらに、見つけた食べ物(餌場)は1匹では食べきれないので、群れで共有するんだそうです。

農家のおじさん
農家のおじさん
自分の畑がカラスのねぐらの近くにあって、ターゲットにされたら群れで襲ってくるのか?恐ろしいの~
家庭菜園のトウモロコシ…カラスの集団に襲われました(*_*)

カラスの視覚聴覚

カラスの目に何がみえているの?

なんと、鳥の視覚は殆ど人間と変わらないそうです。

鳥目(病気の名前でもあります)といいまして、暗くなると鳥は目が見え難くなるとされていますが、これは間違った言い伝えで(暗さに慣れるまで時間がかかりますが…)暗くても人間と同じくらいは見えるんだそうです。

カラスの死体のダミーや案山子だって目にはっきりと見えていますから、偽物だって気が付くことも出来るんですね。

カラスの耳にはどんな音が聞こえているの?

鳥には「超音波が聞こえる」なんて言い伝えもあるみたいですが、そんなことは無いみたいです。※人に聞こえない超音波を利用したカラス避けグッズはあり得ないってことです。

鳥の聴覚は人より「やや劣る程度」で人間に聞こえない音は鳥も聞こえないそうですよ。

カラスはとても頭のいい鳥です

カラスは記憶力がとても良い鳥です。生きるために「食べ物の場所」や「自分で隠した食べ物の場所」を覚えておく必要があったので、より記憶力の高いカラスが世代交代を繰り返してきました。

さらに学習能力も高くて、カラスを怖がらせる目的で設置したダミーを短期間で見破ってしまいます。

例えば、カラス避けのつもりで畑に案山子(かかし)を立てたとしましょう。

カラスがそれを始めて見つけて「なんか人間らしいものがあるぞ」と警戒しても、それをちゃんと覚えていていますから(カラスは記憶力が高い)、再度見たときに「なんだ前と変わらないじゃん、怖がる必要ないね~」となってしまいます。

カラス対策のあれこれ

カラスの能力や行動について勉強したところで、実際に「カラス対策って何したらいいの?」について考えてみましょう。

完全にカラスの侵入を防ぐしか完璧な対策はありません

結論から言いますと、完全にネットやテグスで畑を囲い、物理的にカラスの侵入を防ぐしか完璧な方法はありません。

ネットを張ると言いましても、カラスは空からも歩いて地上からもやって来ますから、上から下まで隙間なく完全に囲む必要があります。

テグスを張るのも有効な手段ですが、少なくともカラスが羽を広げた長さ(1m程度)よりも短い間隔で張り巡らせる必要があります。※カラスは羽に異物が当たるのを嫌います。

雨風に耐えるしっかりした支柱を立てて、畑の野菜を完全に囲えるだけのネットやテグスを購入して、隙間なく設置するなんて家庭菜園では無理です(お金も労力も掛かりますし、メンテナンスを考えても現実的ではありません)。

家庭菜園のカラス対策はお金ではなく労力を掛けましょう

とはいえ、カラスの嫌がるキラキラ(CDをぶら下げるとか)やカラスを怖がらせる目玉模様やカラスの死体のダミーなどは、一時的には効果があります。

カラス避けグッズとして知られているものには、CD、目玉模様、かかし、カラス死体のダミー、音を利用したものなどがあります。

カラスは頭の良い鳥ですから、どれもすぐに「こけおどし」だと気づいてしまいますが、短時間で対策を変え続ければ、ある程度の効果は見込めます。

ですので、カラスにバレる前に対策を変えてしまえばいいんです。

実際に対策するとして、複数のカラス避けグッズを用意するのですから、高価なものを長期間設置するよりも安価なものを短期間で取り換えながら設置したほうがコストも安く効果も見込めることになります。

100均でいいんですよ、100均で…100均に行けば家庭菜園用のカラス避けグッズが売られていますから、例えば1週間ごとにモノを変えて設置してみるとかいいんじゃないでしょうか。黒いごみ袋をぶら下げても良いらしいですよ(これは金かからんでしょ)。

おわりに

カラスは厄介な鳥ですが、奴らも生きるのに必死です。

できるだけの対策をしたとしても、畑の野菜がカラスに食べられちゃったなら「おいカラス、感謝しろよ」ぐらいの広い気持ちでいきましょう。

カラスとの知恵比べを楽しむ気持ちでやってみてくださいね(^^♪

参考)環境省「自治体担当者のためのカラス対策マニュアル」
参考) 鳥類の基礎知識 – 農林水産省
参考) 鳥類の生態と防除対策のポイント – 農研機構