【12月~1月の家庭菜園】冬の間にやっておくことまとめ。冬の種まき、来春の準備について

2023年4月26日

野菜作り初心者
野菜作り初心者
もうすっかり冬ですね~めっちゃ寒いんですけど、なんだかまだ諦めきれなくて…いま時期から種まきできる野菜とかあるんですか?
農家のおじさん
農家のおじさん
いやいや、無理とは言わないけど、さすがにこの時期に種まきはおススメしないぞ、自然の摂理にはかなわんよ、無駄な努力になるから止めといた方がいいでしょ

もうちょっと詳しく説明していきます。

目次

12月~1月の種まき、苗植えについて

個人的な意見ですけどね、結論は「止めておきましょう」です。

野菜の種には「発芽の適温」がありまして、耐寒性が比較的にあるほうれん草ですら、発芽適温は15~20℃とされています。最低気温が0℃を下回る時期に種まきしても、芽が出るまでめちゃくちゃ時間がかかるか、芽が出ないまま終わりを迎える可能性の方がでかいです。

無駄な努力はやめましょう。

どうしても種まきしたいなら

お家の中でプランター栽培に挑戦するのもいいかも。
※プランター栽培については、また詳しく書きますね。

来春の準備

まず畑の片付けをしましょう

この時期、まだ小さい大根や白菜が寒さで痛んでいるにも関わらず、畑に取り残されている風景をよく見かけます。

多分、まだ昼間は温かいし「大きくなるかな~」なんて期待を込めて大事にしているのでしょうけど。いやいや、朝晩はもうすでに寒すぎますから、大きくなる可能性なんてほとんどないです。もし畑にある程度大きくなった野菜があるなら、ととっと回収して美味しく食べてしまいましょう。

大根なら、葉っぱがうなだれていたらもう、痛みが始まっていると考えてよいです。はっきり言いまして、畑に残しておいても、どんどんダメになるだけです。

潔く、畑を空っぽにして次に説明する土作りに専念したほうが、来年の実りを大きくする可能性がでかいです。

土作りと寒おこし

難しいことはありません。資材や野菜残差がない、空っぽの畑に堆肥や腐葉土などの有機物を入れて、スコップで反転しておきます。

有機農業の農家さん曰く「お礼肥え」ってやつです。

今年一年、頑張った土に堆肥や腐葉土の有機物を施して「また来年もよろしくな」って気持ちを込めて、土にすきこんであげます。

「寒おこし」なんて言葉もあります。土を起こしたまま、平坦にならさず、ゴツゴツした状態にしておきます。そうすることで、土が沢山冷気に触れて、霜で凍結と解凍を繰り返し、土の状態が良くなっていきます。

この時期のちょっとした作業で来春からの実りが豊かになるなら「お礼肥え」も「寒おこし」もやっておく価値があると思いますよ(^^)

冬の間に作付け計画を立てておきましょう

2月の中旬にもなれば、だんだんと暖かくなり、種まき出来る野菜も少しずつ増えていきます。

正月を開けて、ぼけっとしてたら、気が付けば種まきシーズン到来、慌てて畑の準備をしました~なんてことがないように、あらかじめ何処に何を植えるのか、いつ種を購入して、いつ畑の準備をするのか大方の計画を立てておきましょう。

農家のおじさん
農家のおじさん
一日の計は鶏鳴にあり、一年の計は正月にありってな

畑に行かなくても、お家でみんなで作付け計画を立てる作業は意外と楽しいものです。

温かい鍋でもつつきながら「来年はナスいっぱいとろうね~」なんて会話を楽しむのもいいですよ‼