家庭菜園|8月に植え付けしたい野菜5選|種まき、植え付けの注意点
<この記事の内容>
・8月に植え付けしたい、おススメ野菜を紹介しています。
・毎年のように悩む「夏野菜はいつ片づけるべきか」について触れています。




春から夏にかけて気温は上がり続けましたが、いよいよ反対に気温が下がり始めるタイミングを迎えます。
それが8月中旬、お盆の前後です。
気温が下がり続けるこれからの季節は、種まきや苗植えの適期を守ることが何より大事な野菜作りのポイントになります。
では、8月に植え付けしたいオススメ野菜を見ていきましょう。
《関連記事》【家庭菜園】秋の種まきと苗植え、絶対に守るべき注意点~これを知らなきゃ野菜はできません
秋冬人参
8月上旬から中旬が種まき適期になります。
注意!! 秋冬人参の種まき適期は8月中旬で終わりです。このタイミングで種まき出来ないのであれば、今年の人参づくりは諦めましょう。
冬人参作りの最大の山場は「種まきしてから発芽するまで」です。
とにかく難しい…
人参は種まきしてから芽がでるまでの時間がとっても長くて、その間ずっと適度な水分を必要とします。
しかも、8月の上中旬って真夏ですからね、めっちゃ暑いです…お天気絶好調の真昼なら、あっという間に畑は乾いてしまいます。
ですので、人参の種まきしたら芽が出るまでの間、畑が乾かないようにずっと水管理してあげなくちゃいけないんです。
プロの人参農家さんだって、人参の種まきして畑が乾きそうなら、一晩中畑に散水したりしています。
とにかく、人参の種まきしたら、畑の水分を切らさないように気を付けてください。
※試したことはないのですが…寒冷紗などで日陰を作ってあげると、畑の渇きが遅くなって上手くいくかもしれません。

秋のキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー
8月の中旬~9月の上旬が苗の植え付け適期になります。
※地域や品種によってはもう少し遅い時期の作付も可能かも…種袋に書いてある作付表で確認してみてください。
8月中旬過ぎとはいえ、まだ高温が続く季節です。苗植えしてから畑に根が付くまでの間、畑の乾燥に気を付けてあげてください。
カラカラの畑に苗植えすれば、あっという間にしなびてしまいます。
植え付けは出来れば夕方、苗植えの前後にたっぷりと水やりしてあげてください。(朝方に植え付けすると昼間の高温でそのまま萎れてしまう可能性があります)
注意点がもうひとつあります。
キャベツもブロッコリーもカリフラワーも害虫被害の多い野菜ですから、畑の乾燥対策も兼ねて防虫効果のある寒冷紗で囲ってあげることをお勧めします。※ブロッコリーやカリフラワーは大きくなると寒冷紗に入りきらなくなるので外してあげます。
《関連記事》【8月の植え付け野菜】キャベツ、ブロッコリーの仲間でちょっと変わった野菜の品種5選
スティックセニョール(茎ブロッコリー)
ブロッコリーの仲間なので、植え付けの注意点はキャベツやブロッコリーと同じなのですが、美味しくて個人的に好きなので別枠でオススメします。
種まき表は「春の植え付けもできます」と書いてあるのですが、断然秋の植え付けがオススメです。
秋になれば害虫の動きが鈍くなりますし、そもそも冷涼な温度帯が好きな野菜なので、春よりも長い期間収穫を楽しむことが出来ますよ。
夏野菜はいつ片づけるべきか
トマトやナスなど、実りの最盛期を迎えている夏野菜ですが、あまり長い期間、畑に植えたままにしておくと後作で秋野菜の植え付けが出来なくなってしまいます。
5月頃に植え付けた夏野菜は、気温の上昇と共に丈夫に育っていきますが、気温が下がり始めるお盆を過ぎた頃から衰え始め、実りもだんだん少なくなっていきます。
夏野菜の一生を人間時間軸で表現するなら、5月に植え付けた頃は10代、6月は20代、7月は30代、8月は40代~50代、9月は60代といったところでしょう。

選択肢は2つです…8月に片付けて秋野菜に切り替えるか、寒さで実りがなくなるまで大事に夏野菜を育てるか?
毎年毎年悩ましいんですけどね~いずれにせよこのタイミングで決めてしまいましょう‼
まとめ
8月の種まき植え付けはとても難易度が高いです。
特に畑の水分管理は頻繁に畑に行く必要がありますので、家庭菜園で週に数回しか畑に行けない方は難しいかもしれません。
まあ、難しいのは分かってますから、失敗前提で色々と試してみては如何でしょうか。
ちょっと日陰に植えてみようとか、遮光率の高い寒冷紗を試してみようとか、涼しくなるまでお家で育ててみようとか。
家庭菜園ですから、何でもアリです。
難しいのですから、成功の喜びは格別ですよ。
8月の植え付け、いろんなアイデア試しながら、楽しんじゃいましょう!!