【11月の家庭菜園】種まきと苗植えできる野菜、防寒対策、収穫、畑管理のポイントまとめ
11月に種まき、苗植えできる代表的な野菜
そら豆、エンドウ(スナップエンドウ、さやえんどう、グリーンピース)
種まき時期は10月~11月上旬とされています。秋に芽を出して幼苗期に冬を過ごし、春から夏にかけて大きくなり初夏に収穫する野菜です。
この野菜、幼苗期は寒さに耐えられるのですが、大きくなる(本葉5~6枚程度)と寒さに弱くなる性質を持っています。
ですので、種まきの注意点は、タイミングを間違えないこと。早すぎると、秋に大きくなりすぎて真冬の寒さでやられてしまいます…種まきの適期は、種の袋の裏にある栽培表を参考にするか、できれば地元の農家さんや家庭菜園のベテランさんに聞いて調べておきましょう。
玉ねぎ
玉ねぎもこの時期に苗植えする代表的な野菜です。
10月の終わりから11月にかけて畑に苗植えして、収穫は5~6月になります。
そら豆、エンドウ、玉ねぎなどの越冬野菜を作付けするときの注意点は、やたらと栽培期間が長いので、沢山種まきや苗植えすると、畑を長い間占領し続けてしまうことです。
11月に気持ちよく越冬野菜を沢山植えて、気が付いたら、春に野菜を作る畑のスペースがなくなりました…なんてことにならないように、計画的に作付けしましょう。
ほうれん草、小松菜、水菜などの葉物野菜
ぼちぼち真冬ですからね…ほうれん草、小松菜、水菜などの露地(ハウス栽培ではない)葉物野菜の種まき時期も終わりに近づいてきました。
なのですが、まだぎりぎり種まき可能です。正確には種まきできる品種もあります。
※11月に葉物野菜の種まきをするのであれば、種の袋にある作付け表をよく見て、時期を過ぎていないかよく確認してから品種を選んでください。
もう一つ、この時期の葉物栽培で忘れちゃいけないのが防寒対策です。
この時期に種まきする葉物野菜はしっかり防寒対策してあげましょう。
防寒対策について
ということで、お見本として、露地(ハウス栽培ではない)でほうれん草を作っている農家さんの畑を見てみましょう。
ほうれん草は比較的に寒さに強い作物ですから、こちらの地域では、がちがちのトンネルビニールで防寒対策する必要はなく、寒冷紗で十分なのでしょう。
防寒対策に使用する資材といっても色々ありまして、べたがけ資材の不織布、支柱を立てるトンネルビニールなどなど…それぞれ保温能力に差がありますから、農家さんも季節や育てている野菜の生育段階に合わせて使い分けています。
畑にある野菜、収穫、霜に注意
地域によって差がありますが…11月の末頃には霜が降りるかもしれません。
寒さ対策していない収穫期を迎えた葉物野菜があるなら、霜が降りる前に収穫することをお勧めします。
ブロッコリーや大きくなった大根、秋のキャベツなんかも比較的に寒さに強い野菜ですが、繰り返し霜にあたると痛みが始まりますので要注意です。
せっかく育てた野菜ですからね、元気なうちに収穫して美味しく食べちゃいましょう‼
畑はいまのうちに片付けておきましょう
最後に忘れちゃいけない、畑の片付けについて。
夏から秋にかけて栽培した野菜の残差があるのなら、ちゃんと片付けておきましょう。放置したままにしておくと畑で腐敗して、来年の作付けに悪影響を及ぼすかもしれません。
資材も放置しておくと、まず見た目悪いですからね。
大体、真冬になると寒いし、そもそも理由がないですから、畑に行く頻度は必然的に少なくなります。
結局片付けないまま冬を越して、春になって「さあ野菜作りを始めましょうかね」と畑に行けば、汚くてがっくり…なんてことにならないように。
気持ちよく年末を迎えるためにも、お天気が穏やかな日を狙って、片付けすることをおススメします。
土作りと寒おこし
畑を片付け終わった場所から順番に、堆肥や腐葉土を入れて寒おこししておくことをおススメします。
堆肥や腐葉土は土作り(有機物の補充)のため、寒おこしは来年の病害虫対策です。
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