【家庭菜園】無農薬栽培｜オクラの育て方

2022年4月17日2023年3月7日

オクラの育て方を説明した記事になります。

オクラは病害虫の比較的に少ない野菜です。
肥料のあげ過ぎにさえ注意していれば無農薬でも栽培できますよ(^^♪

オクラの主な病害虫と対策は？

＜オクラ＞
オクラはアオイ科の野菜です。
アオイ科の野菜は珍しくて「オクラ」「モロヘイヤ」「オカノリ」など数える程しかありません。
⇒連作を回避するため、作付け計画にアオイ科の野菜を選んでおくと便利ですよ‼

＜オクラの主な病害虫と対策＞
・アブラムシ
生育初期（発芽～本葉が数枚展開するまでの期間）でアブラムシ被害にあうことがあります。
対策：元肥は少な目に、窒素肥料のあげ過ぎに注意しましょう。
・ネコブセンチュウ
対策：連作は避けましょう。

オクラの栽培時期は？

畑に種を撒くのは気温が十分に上がった5月下旬頃から6月いっぱいまで、収穫は6月の中旬から10月上旬まで続きます。

発芽適温：25℃～30℃、生育適温：20℃～30℃
※ オクラは暑い季節が大好きな高温性の夏野菜で寒さに弱く10℃以下になると育たなくなります。

リンク

農家のおじさん

種まきは暖かくなるまでぐっと我慢じゃ

オクラは種から育てる？苗から育てる？

オクラは種から育てる方法をおススメします。

野菜作り初心者

え～ホームセンターにいけば、オクラの苗たくさん売ってるよ‼　苗からじゃだめなの？

苗からでもちゃんと成長します。※オクラの根は直根性の植物で苗の移植に不向きとされていますが、大した問題ではないのでしょう。

なんですけどね、畑に直接種まきしても結果が同じなら、わざわざ苗を育てたり、購入する必要はないんじゃないですかね(*_*) ※ハウス栽培で収穫時期をずらしたり、特別な理由があって苗立てする場合は別ですけどね。

オクラの肥料量は？

オクラは「肥料を食う（吸肥力が強い）」野菜です。

どれだけの肥料が必要なのか、神奈川県と群馬県の施肥基準で確認してみました。

オクラを育てるのに必要な窒素（N）成分量を神奈川県と群馬県の施肥基準でみてみると、元肥と追肥をあわせて20～23㎏（10a＝1,000㎡あたり）となっています。

参考1）神奈川県作物別施肥基準_果菜類・豆類
 参考2）群馬県：作物別施肥基準及び土壌診断基準‗(2)作物別施肥基準‗3.野菜

※この基準は、あくまでも参考値として紹介しています。必要な肥料成分量はその畑の条件、気候条件、品種、作柄などによって変わりますのであしからず。

窒素成分の基準を20㎏（10a＝1,000㎡あたり）として、1㎡の家庭菜園で肥料は何グラム必要なのか計算してみましょう。

例えば、窒素（N）‐リン酸（P）‐カリ（K）＝5（%）‐6（%）‐5（%）の肥料なら…

1㎡の家庭菜園でオクラを作る場合、必要な窒素成分量は20g（20㎏÷1,000㎡）で窒素成分を5%含んでいる肥料は400g必要となります（400g×5%＝20g）。

窒素成分を8％含んでいる肥料なら250g（250g×8％＝20g）ですね。

肥料の一握りが35～40g（男性）なので1㎡あたり、追肥分も含めて肥料6～7握りってところでしょう。

農家のおじさん

1株ならパラりでOKよ…オクラが肥料食い（吸肥力が強い）だからって、肥料のあげすぎには注意するんじゃぞ