【家庭菜園】キュウリの育て方

2022年5月15日

目次

キュウリの「科」と病害虫

<キュウリ>
キュウリはウリ科キュウリ属のつる性一年草です。

<キュウリの主な病害虫と対策>
・うどん粉病、べと病など「カビ」が原因の病気
対策:湿気にとにかく注意です。
植え付け直後の保温資材(トンネルや苗帽子)の中で苗が蒸れて病気になることが多々あります。
⇒湿気の溜まらない穴あきのモノを使用する、暖かくなったらすぐに撤去するなど「蒸れ」に注意しましょう。
・モザイク病などの「ウイルス」が原因の病気
対策:ウイルスを運ぶアブラムシを発生させない
⇒アブラムシは窒素肥料に寄ってきます…肥料のあげ過ぎに注意が必要です。

キュウリの栽培時期

おススメ品種の栽培スケジュールでキュウリの栽培時期を確認してみましょう。

キュウリ苗の植え付け時期:5月上旬~6月いっぱい、適期は5月の上旬になります。
収穫: 6月~9月まで

苗の植え付けは十分に暖かくなった5月の上旬以降です。

※5月の中旬頃までは、まだ夜温が低い日もあるので保温資材が必要

収穫は「種屋さんの栽培スケジュール」では6月~9月までとなっていますが、温度や湿度の管理が難しい家庭菜園の畑でこんなに上手くはいきません…無農薬ならなおさらです。

キュウリの場合、他の夏野菜と異なり、極端な暑さに弱いので春に植え付けしても真夏まで持たないんです。

キュウリの生育適温は昼間22~28℃(夜間17~18℃)で10℃以下、35℃以上で成長が止まってしまいます…極端な暑さに弱く、生育適温の幅が狭いんです。

苗植えしてから早くて30日程で収穫が始まるのですが、一ヵ月~二か月であっさり終わってしまいます。

野菜作り初心者
野菜作り初心者
毎年毎年ナスやトマトに比べてキュウリはすぐにダメになっちゃうんですよね…

心配しなくて大丈夫、あっという間に大きくなって、どっさり収穫して、あっさり片付ける…そもそもキュウリはそんな野菜なんです。

キュウリの株間と苗

株間は40㎝~50㎝:キュウリは苗から植えましょう。

発芽適温を確保できるなら種を畑に直播しても良いらしいです(自分は怖くて試したことがありません)。キュウリは病害虫がとにかく多くて、幼苗期は何かと心配なので苗植えをおススメしています。

農家のおじさん
農家のおじさん
抵抗力の小さい幼苗期は苗の状態で安全に育てたい…

ホームセンターで苗を購入する場合は節間の詰まった、色の濃い苗を選びましょう。

肥料

おススメの肥料のあげ方は、元肥はほんの少し(もしくは無し)で、葉っぱの色を見ながら少しずつ追肥していく方法です。

農家のおじさん
農家のおじさん
栽培期間が短いから、速効性がある液体肥料も使いやすくて良いよ

《関連記事》【家庭菜園】液体肥料の特徴と使い方について

肥料の量について(参考までにどうぞ…)

キュウリの栽培にどれだけの肥料量が必要なのか(例えば)群馬県の施肥基準で確認してみました。

参考)群馬県:作物別施肥基準及び土壌診断基準‗(2)作物別施肥基準‗3.野菜_キュウリ(夏秋)
この基準では、キュウリを育てるのに必要な窒素(N)成分量は10a(1,000㎡)あたり元肥15㎏、追肥15㎏となっています。

※農家さんのほとんどはキュウリをビニールハウスで栽培していて、収穫時期も家庭菜園の畑と異なります。栽培条件が違えば必要な肥料量も変わるので、この基準はあくまでも参考値としてみてください。

この基準で家庭菜園の畑に撒く肥料の量(g)を計算してみましょう。

まず面積あたりの肥料成分量を家庭菜園の大きさに直します⇒1㎡の家庭菜園でキュウリを育てる場合、必要な窒素成分量は元肥:15g(15㎏÷1,000㎡)、追肥15gになります。

この肥料成分量を補うために、例えば、窒素成分を5%含んでいる肥料を使うなら、元肥、追肥それぞれ300g(300g×5%=15g)が必要になる計算です。

とまあ、ここまで書きましたが、こんな面倒くさい計算なんの役にも立ちません(*_*)

実際は前作の肥料が畑に残っていることが多く、基準通りに肥料をあげると「肥料の入れ過ぎ」になってしまいます。

農家のおじさん
農家のおじさん
肥料のあげ過ぎはアブラムシを呼ぶからの~家庭菜園の畑は肥料を入れすぎる傾向があるので要注意じゃ

基準はあくまでも目安として「これ以上肥料を入れないで~」の肥料量としてみてください。

畝とマルチ

湿気に極端に弱い野菜なので水はけの良い畑でも高畝にしておくことをおススメします。※ほんの5㎝~10㎝でOKです。雨が降った後、株元に水が溜まらないようにしておきます。

さらに、地面からの「蒸れ」を防ぐためにマルチをしておきましょう。※アブラムシ対策にシルバーマルチ(入手できるのであれば)若しくは黒マルチでも大丈夫です。

《関連記事》【家庭菜園】畝とは何ぞや?畝の種類と選び方、それぞれの効果について

支柱立てと誘因

キュウリは成長が早い野菜です。苗植えしたらすぐに支柱を立てて固定してあげましょう。
※苗植えした後に保温資材を被せるなら、保温資材を撤去するまで背の高い支柱は立てられません。そんな場合は、割りばしなどで仮に固定しておくと良いですよ。

支柱立てが遅れると地面にだらーんと垂れて、土からの湿気で病気になっちゃいます。

仕立て方

キュウリの仕立て方(ツルの伸ばし方も)にはいろいろあるのですが、一番簡単でオーソドックスな方法を紹介しておきます。

・支柱を立てて蔓を一本、縦に固定しながら伸ばしていきます。
・下から5節目までの脇芽はすべて落とします。
・6節目から上の脇芽は実がついた先は落とします。

ハウス栽培で長い期間育てる農家さんになると、どんどん蔓を伸ばして斜めに誘因していくのですが…そもそも露地の畑で長い期間育てるのは難しいので、一本ドーンと縦に伸ばして終わらせるやり方で十分でしょう(^^♪

収穫

植え付けから早くて30日~40日程度で収穫が始まります。

みずみずしい出来立てのキュウリを楽しんじゃってください(^^♪

農家のおじさん
農家のおじさん
暑い日にキュウリの浅漬けでビールをぐびぐびとね…キュウリは焼酎に入れても相性良いんじゃ(^^♪

キュウリは水と温度があれば、あっという間に大きくなります「気が付いたら化け物みたいにでかくなったキュウリになっちゃった」なんてことにならないように、早め早めの収穫を心がけましょう。

農家のおじさん
農家のおじさん
特に雨の後の晴れた日は要注意だぞ