【家庭菜園】ズッキーニの育て方
ズッキーニの分類「科」と病害虫
<ズッキーニ>
ズッキーニはウリ科カボチャ属の野菜です。
見た目はキュウリでもカボチャの仲間なんですね~
<ズッキーニの主な病害虫と対策>
・アブラムシとアブラムシが媒介するウイルス病
対策:アブラムシは窒素肥料に寄ってきます…肥料のあげ過ぎに注意しましょう。
・うどん粉病
ズッキーニはとにかくうどん粉病の被害が多い野菜です。
対策:うどん粉病は「カビ」が原因の病気です⇒水はけの良い畑に植える、保温資材で「蒸れ」させないように気を付ける、支柱を立てて風通しを 良くする、泥はねを避けるなど…湿気対策をしておきましょう。
注意)その昔、農業者駆け出しの頃、葉っぱの模様をうどん粉病と勘違いして大騒ぎしたことがあります(こんな間違いするのは僕だけだろうか?) うどん粉病かな?と思ったらネットで検索して写真で確認してくださいね(-_-;)


ズッキーニの栽培時期(サカタのタネ「グリーントスカ」)
ズッキーニの代表品種:サカタのタネ「グリーントスカ」で栽培時期を確認してみましょう。

種まき時期と苗植え時期
畑に直播する場合:4月下旬~5月いっぱいが種まき時期になります。
※発芽適温は26℃~28℃と高い温度が必要なので、4月下旬~5月中旬頃までは穴あきトンネルや苗帽子で保温してあげましょう。
畑に苗植えする場合:4月の中旬~5月いっぱいが苗植え時期です。
※畑に直播する場合も苗植えする場合も4月の中旬~5月中旬ごろまでは保温資材が必要になります。

収穫時期
苗植えした場合:6月上旬から収穫
畑に直接種まきした場合:7月上旬から収穫
※ズッキーニの生育適温は18℃~25℃で、35℃以上になると正常な花芽分化が行われません。
ですので、気温が上昇するにつれ収穫量は減っていきます。

やっぱり苗から育てた方が成長が早く、収穫開始時期が早まる分だけ収穫期間は長くなります。

ズッキーニの株間とマルチ
・株間は80㎝~100㎝…直径1m程に大きくなるので、株間はゆったり広く取りましょう。
・ズッキーニはうどんこ病などの湿気が原因の病気が多い野菜です⇒水はけの良い場所を選んで植えてください。
・マルチ(黒でOK):地温を上げて、地面からの湿気を防ぐためにマルチはあった方が良いです。
肥料

特に初期成育で窒素肥料が効きすぎるとアブラムシの猛攻でダメになってしまう恐れがあります。
植え付け時の肥料はほんの少し(一株あたり一つまみ程度)、本葉4~5枚で大きく展開した頃から定期的に追肥するやり方をおススメします。

※基準になる肥料量の資料を探したのですが、見つけられず…定量的な表現が出来ずスイマセン、経験則からですが、ズッキーニは比較的に肥料を多く必要とする野菜だと思います。
大きく成長するにつれて必要になる肥料量も増えてくるので、追肥する頻度を増やしてあげます。最後の収穫期は7日~10日に1回の追肥で様子を見てみてください。

支柱立て
ズッキーニは成長が進むと自力で立つことが出来ず、支柱が必要になってきます。
支柱が必要なのは間違いないんですけど、この支柱立てが厄介でして…茎に密着させて支柱を立てると、実が育つのに邪魔で何処に立てたら良いのやら。
毎年ごまかしごまかし立てては見るのですが、どうにもしっくりこないんですよね~
ちゃんとアドバイス出来なくてスイマセン…
そこで試してみたいのが立体栽培です。
まだ試してみたことはないのですが、こんなやり方もあるそうなので今年は試してみようと思います。
参考)風に強い、病気に強いズッキーニの立体栽培_農山漁村文化協会
収穫
収穫し忘れに注意‼
ズッキーニの花が咲いた後、4~6日で収穫を迎えます。
とにかく実の成長が早くて、条件さえよければ朝小さくても、夕方には獲り遅れることも…
実が20㎝前後になったら収穫してしまいましょう。

毎日畑に見に行くのが難しい方は、少しくらい小さくても早め早めに収穫することをおススメします。
獲り遅れたズッキーニは美味しくないですし、大きくなったまま成らせておくとズッキーニの木に負担がかかり、病気になりやすくなってしまうので要注意です。