【大根の育て方】無農薬で育てる秋冬の大根

2023年5月13日

秋冬は一年を通して、一番大根を作りやすい季節になります。

種まきの時期でいえば、8月下旬~9月中旬、収穫は11月から。

程よい寒さが病害虫の発生を抑えてくれるので、無農薬でも安心です。

そもそも大根は寒い季節の野菜です。霜が降りる直前の大根は甘さが乗って瑞々しくてほんとに美味しんですよ。

無農薬で大根を育てるコツ
・種まき時期は害虫被害の少ない8月下旬~9月上旬がおススメです。
・肥料のあげすぎに注意しましょう。アブラムシ発生の原因になってしまいます。
・種まき直後にべたがけして害虫から大根の芽を守ってあげましょう。

目次

大根の畑は水はけの良い場所を選びましょう

雨が降った後、水溜りが出来るような場所は絶対に避けてください。

10月~11月は意外と雨が多くて、水はけが悪いと生育の後半で大根が病気になってしまいます。

収穫時期(生育後半)に発生する大根の病気

ダイコン黒腐病…ダイコンの内部が黒く変色してしまいます(気持ち悪くて食べられません)
軟腐病…葉っぱから根の頭にかけて、ドロドロに腐ってしまいます、臭いもきつくて、軟腐病の発生したダイコン畑は地獄です。

《関連記事》畑の水はけの良し悪しを見極める方法は?水はけが悪い畑の対策は?|雨の日は傘をさして畑を見にいこう

秋冬大根の前作は?

秋冬の大根についての前作はあまり意識する必要はありません。
※前作とは「植えつける作物の前に何の作物を植え付けていたのか」です。

その昔、農家さんから「白菜やキャベツ、レタス、ナスやトマト、ジャガイモを育てていた畑は線虫がいる可能性があるので、大根やカブの植え付けは避けた方が良い」と教わりましたが、秋冬の大根については生育後半が低温になるので、線虫被害がそもそも少なく、前作をあまり気にする必要はないと思います。
※線虫とは…土の中にいる害虫で大根の肌を食い荒らす悪い奴です。

但し、注意点がひとつあります‼

この時期の畑には雑草や前作(夏野菜)の残差があることが多く、それはキレイに取り除いてあげてください。

残差は野菜の残りカスのことです、野菜の残りカスは有機物ですから土の中で腐って病気の原因になるかもしれません。

農家のおじさん
農家のおじさん
もし夏の間、畑に余裕があるのなら、大根の前作として線虫対策の緑肥を撒いておくのもアリじゃ
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大根の畝作りは?

大根は土の中に長く育つ野菜なので、土を盛り上げる高畝をおススメします。

土を盛り上げた高畝にしておけば長雨でも安心です(^^♪

畑の水はけに心配があるならなおさらです…※高畝にしておけば土は乾きやすくなります。

マルチはあっても無くても大丈夫ですが、播種時期の水分確保と生育後半の地温確保を考えて黒マルチをオススメしておきます。

黒マルチの大根
此方はマルチなし…個人的にはマルチしたほうがトラブル少なくて安心です

大根の肥料は?

大根は以外と肥料要求量が少ない野菜です。

元肥は気持ち少な目にしておきましょう。

春から畑を使い続けている場合は、前作で施した肥料がまだ畑に残っているかもしれません。

どれだけの肥料が畑に残っているのか分かりませんからね、肥料のあげすぎ要注意です。

窒素肥料をあげ過ぎるとアブラムシ発生の原因になってしまいます。

不足する肥料は追肥すれば補えますから、無肥料でスタートするのもアリですよ。

秋冬大根のおススメ品種は?

大根の品種は沢山あり過ぎて、どれが良いとは一概には言えないのですが…過去栽培した品種で成績の良かったものを紹介します。

タキイ種苗さんの「耐病総太り」
これはもう…大根の代表品種と言っても過言ではないでしょう、かなり名の通った品種です。
病気に強くて、育ちも良くて、やっぱり良いんですよね~

タキイ種苗さんの「YRくらま」
種まき時期は先に紹介した「耐病総太り」とほとんど一緒です。
此方も病気に強くて、育ちもいい品種ですよ(^^♪
個人的に9月上旬までの種まきには「耐病総太り」と「YRくらま」のどちらかを好んで使ってます。
※因みに「YR」はYellows Resistanceの略記号で、萎黄病に強い品種につけられます。

カネコ種苗さんの「冬の浦大根」
種まき時期は「耐病総太り」「YRくらま」よりちょっと遅くなります。
年内収穫の最終種まきで良く使っています。

霜にあたる直前の大根ってみずみずしくて、甘くてほんとに美味しいんですよ。
凄く美味しい品種でおススメです(時期のせいかな…美味しかった記憶しかないです)。

種まき~べたがけ

まず「撒き遅れ」が無いように気を付けましょう。秋冬の野菜は種まき、苗植え時期が遅れると寒さで大きく育てなくなってしまいます。※種まきのタイミングは、種(品種)の栽培表を確認してくださいね。
《関連記事》【家庭菜園】秋の種まきと苗植え、絶対に守るべき注意点~これを知らなきゃ野菜はできません

2~3粒を株間25~30cmで種まきします。

種まきした後はすぐに、不敷布でべた掛けすることをおススメします。

種まき後、不織布をべた掛けした畑です
べたがけの中ですくすく育つ大根

べた掛けで発芽に必要な水分を確保できますし、発芽してすぐ発生する害虫(キスジノミハムシや芯食い虫)を防止する効果もあります。

※不敷布は発芽して本葉が数枚展開した頃に撤去しましょう…べた掛けを撤去しないと大根が徒長してしまいます。

間引きのタイミングは?

本葉が2枚~3枚になるころ、一番成長が良い株を残して間引きをしてあげます。

いちばん元気な大根を残して間引いてあげます。
間引きした大根も食べられます(^^♪

※このタイミングで不織布を撤去すれば、作業的にも効率良いです。

間引き後の管理は?

基本放置でOKですが、様子を見ながら草取り、追肥をしてあげてください。

※葉っぱの色が黄色っぽくなってきたら要注意です…畝間にパラパラと追肥をしてあげましょう。

収穫

秋冬の大根は多少収穫が遅れても大丈夫なのですが、霜が降りる前には収穫してしまいましょう。

霜が当たり続けると、大根の首の部分がスカスカになってしまいます。

おわりに

冬の大根はおでんだったり、煮物だったり、料理の幅が広くて家庭でも使いやすい野菜です。

夏の大根とは別格の美味しさですから、是非ためしてみてください(^^♪