大葉の栽培方法|肥料のあげ過ぎに注意して虫食い回避‼栽培時期から徹底解説
大葉は病害虫の比較的に少ない野菜です…肥料のあげ過ぎにさえ注意すれば無農薬でも全然大丈夫‼
ここでは大葉を露地(外の畑)で育てる方法を紹介しています。
※大葉のプランター栽培、室内栽培についてはこちらをどうぞ
《関連記事》【家庭菜園】大葉の育て方|ベランダ菜園、室内栽培、プランターで育てる方法
大葉(シソ)の主な病害虫と対策は?
<大葉(シソ)>
大葉(シソ)はシソ科の野菜です。
大葉は病害虫がつきにくい野菜です⇒無農薬でも大丈夫
<大葉の主な病害虫と対策>
・アブラムシとアブラムシがもたらす伝染病
対策:窒素肥料のあげ過ぎに注意してください。
・ヨトウムシ
対策:稀にしか発生しないので事前対策はいりません⇒もし発見したら、手で取ってあげましょう(苦手な方は割りばしで)
・ハダニ
対策:発生個所をバサッと切り取って捨ててしまいましょう。
※葉色が茶色くなる、斑点がでる、縮れるなど、異常個所を見つけたら病気かもしれません…病気が広がる前に異常個所を切り取って遠くへ捨ててください。
大葉としその違いは?
ところで「大葉」と「紫蘇(シソ)」の違いをご存じでしょうか…「紫蘇(シソ)」は葉、芽、実のすべてを指すのに対して「大葉」は「紫蘇の葉っぱ」特に青紫蘇の葉のことを指すのだそうです。
マメ知識でした。※この記事では「大葉」で呼び方を統一しています。
大葉の栽培時期は?
大葉の生育適温は20℃~25℃です。 大葉は寒さに弱い野菜なので、4月の中旬以降、十分に暖かくなってから畑に植え付けましょう~収穫は6月頃から10月頃まで楽しめます。
※植え付け時期は「苗植え」する場合と「畑に直接種まき」する場合で異なるので、それぞれ説明していきます。
大葉の苗植え時期は?
大葉の生育適温は20℃~25℃と比較的に高温ですので、大葉の苗植えは十分に暖かくなる4月中旬以降にしましょう。※4月上旬までは夜温が10℃を切ることもあるんです(関東、中間地)。
苗を植えるタイミングはせめて日中の最高気温が20℃を超えてからがおススメです。
4月上旬~中旬に植えるなら、苗の大きさに注意してください⇒大葉は寒さに弱い野菜ですが、苗が大きければ(本葉4~6枚くらい)ある程度の寒さにも耐えてくれます。
大葉の種まきの時期は?
露地の畑に直接種まきする場合はもっと暖かくなるのを待った方が良いです。
大葉の発芽適温は25℃~30℃…なぜか生育適温より高く、余程暖かくないと芽が出ません。
保温なしで最高気温25℃を確保できるのは6月近くですから、だいぶ植え付けが遅くなってしまいます。
大葉苗の選び方は?
4月頃になるとホームセターに大葉の苗が並び始めます。メジャーな野菜なので入手に苦労することは無いでしょう。節間の詰まった、上部に大きく育ったものを選んで購入してください。
大葉の苗は、条件さえ整えば室内でも作ることが出来ます。
・生育適温20℃を確保できること…大葉の発芽適温は25℃以上ですが、日中20℃あれば何とか発芽してくれます⇒やっぱり、温度が低いと発芽率は低く、発芽までの時間も長くなります。
・日当たりの良い場所があること…大葉の種は好光性種子なので、発芽に光を必要とします。芽が出た後は半日陰でも育ちますが、丈夫に苗を育てるためにも日当たりの良い場所で苗作りをしましょう。
条件が良くても、種まきから芽がでるまで10日程度はかかります(忘れた頃にひっそりと発芽します)育苗期間は余裕を持って一ヵ月くらい⇒時間をかけて大きく育てたいので、育苗トレーは大きめの72穴以上がおススメです。
《関連記事》【お家で苗作り】苗作りを始めよう。簡単お手軽、セル苗の作り方
大葉の肥料量は?
大葉は葉っぱを収穫する野菜なので、主に窒素(N)成分が必要になります。
なんですけどね~「どれだけの肥料を畑に入れればいいのか」が良く分からない…基準となる資料を見つけることが出来ませんでした。
分かっているのは、窒素(N)成分が必要ってことと、窒素肥料を入れすぎるとアブラムシ被害の原因になるってことです⇒基本に忠実に、基肥を少なく(基肥なしでもOK)あとは生育の状況を見ながら追肥してあげましょう。
大葉の株間、条間は何cm?|畝立て方法は?|マルチは必要?
<大葉の株間と条間>
株間:20~40cm、条間:30~40㎝ ※大体でよいです。
<畝立て>
水はけの良い畑なら平畝で大丈夫です。水はけに心配があるのなら畝を盛り上げて平高畝にしておきましょう。
<マルチについて>
もし雑草が気になるのでしたら、黒マルチを使っても良いのですが、基本的に必要ありません。
家庭菜園なら、数株の大葉があれば十分な収穫量が見込めますから…植え過ぎに注意しましょう‼
大葉の収穫時期は?
背丈が20㎝程度まで育ったら、軟らかい葉っぱを摘み取って収穫します。
収穫期間中はなんぼでも新鮮な大葉を楽しめますが、良い状態のときに収穫して冷凍保存しておくのもおススメです。
解凍した大葉は変色するので、さすがに「刺身のつま」には向きませんが、風味は残っているので加熱料理に使うには何の問題もありません。
8月~9月になると花が咲き始め「穂じそ」の収穫も楽しめます。
お刺身に添えるとちょっと高級感がでて、食卓が華やかになりますよ(^^♪
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