ほったらかしでも育つ野菜10選|これだけやれば大丈夫、ズボラ栽培のツボも解説
・家庭菜園を始めてみたいけれど、うまく野菜ができるか不安
・週末菜園を始めたけれど、平日は作業ができず、手間がかかる野菜を育てるのは難しい
・貸し農園を借りて見たものの、忙しくて、なかなか畑に通えない
そのような人でも大丈夫、ほったらかしでも育つ野菜はちゃんとあります。
とはいえ、植え付けして完全に放置…ではさすがに野菜は育ちません。
ほったらかしで野菜を育てるためには押さえておくべきポイント、栽培のコツがあるんです。
とある企業の農業部門で農場長を十数年、如何に効率よく野菜を育てるかを考え続けてきた管理人が「ほったらかしでも立派に育つおススメ野菜」を季節ごとに紹介していきます。あと「ズボラ栽培のコツ」も紹介していきますね。
春に育てるほったらかし野菜
春のジャガイモ
2月の終わりから3月上旬、なるべく早い時期に出来るだけ深く植え付けをしておけば、5月~6月までほったらかしても立派なジャガイモを収穫することが可能です。
ジャガイモは病気になりやすいので、下手に手入れをすれば、ジャガイモに病原菌を擦りつけてしまう結果になるかもしれません( ずぼら人間の言い訳ですが… )
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春人参
おススメの種まき時期は「春まき⇒夏どり:3月中旬~下旬に種まき⇒6月下旬~8月中旬に収穫」です。
※もっと早く1月~2月に種まきしても良いのですが、ビニールトンネルの設置など、保温資材の設置が必要なので面倒くさい…暖かくなる3月中旬まで待ちましょう。
春人参の難所は「種まき~発芽」までで、大敵は雑草、ここを乗り切ればほったらかしで育てられます。
人参は「種まき~発芽」までの時間がやたらと長く、雑草が育つスピードの方が速いので、油断すると発芽した人参が雑草に埋もれてしまいます。
種まきして4月頃までに雑草の管理と、間引きさえ終わらせてしまえばあとは収穫までほったらかしOK
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夏に育てるほったらかし野菜
サツマイモ
5月頃に植え付けして収穫は11月、なんと半年近くほったらかしても育ってくれる野菜です。
気を遣うのは、植えつけてから根付くまでの「水やり」だけです。
※天気回りが良くて、植え付けした後に雨が適当に降ってくれれば「水やり」に気を遣う必要すらありません。
夏の間に、数回雑草取りを兼ねて蔓返しだけはしておきましょう(真夏のくそ暑い時期に手入れが少なくて済むのは助かります)。
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ししとう、ピーマン、トウガラシ
ししとう、ピーマン、トウガラシはおなじナス科の仲間⇒育て方はほぼ一緒です。
支柱を立てたり、誘引したりの手間は掛かりますが、キュウリやゴーヤのようにネットを張る必要もなく、放置していても立派な実をつけてくれます。
真夏は成長が速いので、収穫は頻繁にする必要があります⇒実をつけたままにすると「木」がダメになってしまいます⇒短期間で収穫して終わる計画なら気にする必要はありませんが…
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バジル
生育期間が短く「ほったらかし野菜」に選ぶべきか悩んだのですが…植えつけてから「絶対にやらなくてはいけないこと」は特にありません。
但し、気温の高い時期に育てるあっという間に花芽をつけて終わってしまいます⇒長い期間、収穫を楽しみたいなら、少しの手間をかけて花芽を摘み取る作業はしておきましょう。
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シソ(大葉)
薬味系の野菜でほったらかし度№1の野菜です⇒基本的に植え付けするだけ。
畑に植えておけば、勝手に巨大化するので、大量の収穫が可能になります。
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ネギ
植え付けは5月頃、気が向いたときに土寄せと追肥を繰り返しておけば、年明けまで収穫できます。
手入れ(土寄せ、追肥)は月1回もやれば十分でしょう。
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秋に育てるほったらかし野菜
秋に育てる野菜は種まき、植え付けに少しの手間が掛かりますが、その後はほぼ放置で収穫までたどり着くことが出来ます。
白菜、キャベツ
アブラナ科の白菜、キャベツはとにかく虫の猛攻を受けやすく、防虫ネットは必須です。
反対に言ってしまえば、植え付け時に防虫ネットを設置してしまえば、収穫までほったらかし
白菜に関して言えば、耐寒性があるので、収穫もサボることができます⇒年内はほったらかしで良いでしょう。
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秋大根
秋大根の種まきは8月下旬から9月中下旬(年内収穫)収穫は11月~12月になります。
種してから発芽してすぐ害虫(キスジノミハムシ)にやられることが多く、できればひと手間、不織布で守ってあげたいところです。
マルチはあった方が良いけれど、無くてもOK
発芽して、本葉が出た頃に不織布を剥がして、早めの間引きをすれば、収穫までほったらかしです。
収穫を焦る必要はありませんが、畑に置いておいても病気になったり、良いことはないのでサッサと収穫してしまいましょう。
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秋人参
種まきは8月上旬、収穫は12月から年内いっぱい
種まきから発芽まで水をきらさず、発芽さえさせてしまえばあとはほぼ放置で良いでしょう。
※発芽してから数回草取りが必要なのは春人参と一緒です。
冬に育つほったらかし野菜
玉ねぎ
11月に植え付けして収穫は5月、冬の間はずっとほったらかし
春になり、暖かくなったら数回草取りしてあげましょう~そのタイミングで追肥できれば、立派な玉ねぎ期待しても良いですよ
おまけ|ずっと収穫できる野菜は?
いちど育てて、ずっと収穫できる野菜も「ほったらかし野菜」でしょう。
ツルムラサキ
畑で育てたことはないのですが、プランターで育てて、冬は室内、夏はベランダ、まるまる2年お世話になったことがあります。
もともとは熱帯アジア原産の多年草なのですが、冬が寒い日本では一年草として扱われています。
やたらと丈夫な野菜で、意外と寒さ、乾燥に強くて、病害虫も少なく、多少放置しても大丈夫
水やりさぼっても「すまん」の気持ちでどばどば水をあげればあっという間に復活するし、やたらと生命力の強い野菜です。
きっと畑で育てても、かなり放置できると思いますよ。
ニラ
多年草なので、一度植え付けしておけば、1年に何度も収穫す可能、しかも根っこさえ育ってしまえば何年も生育してくれます。
手入れはたまに草取りと、追肥くらいでしょうか。
陰性植物なので半日陰でもよく育ちます⇒畑の隅っこに植えておけば便利ですよ。
ほったらかし野菜のまとめ
せっかく家庭菜園を始めたのに「忙しくて畑に行けないし、野菜も育たないし、もういいかな~」そうやって家庭菜園止めちゃう方、結構いると思うんです。
構える必要なんて全然なくて、多少ズボラ出ほったらかしで良いんじゃないですかね。
必要最低限の管理、押さえるべきポイント、栽培のコツさえ知っていれば大丈夫、ちゃんと野菜は収穫できます。
初めから野菜作りにのめり込んで、毎週畑に通う人なんてほとんどいませんから…紹介したほったらかし野菜から始めるのも良いと思いますよ。
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