家庭菜園|2月に植えたいおススメ野菜4選、2月の土づくり作業
<この記事の内容>
・まだ寒さの残る2月ですが…早め早めに野菜の植え付けを始めるメリットについて説明しています。
・2月に植え付けできるおススメ野菜を紹介しています。
※各野菜の詳細な作り方について《参考記事》のリンクをのせてあります。
・2月に出来る土づくり作業について説明しています。
2月に植え付けを始めるメリット
冬が終わって、いつ頃から畑に種まきや苗植えを始めたらいいのか…考え方は人それぞれですが、無農薬にこだわるなら、早め早めの2月の終わり頃から始めるのがおススメです。
この時期に植え付けを始めるメリットにはいくつかありまして。
・なんたって、早い時期に春の収穫を楽しむことができます。やっぱり収穫しなきゃ面白くない‼
・早い時期に収穫できる⇒次の植え付け(種まき、苗植え)までに時間的なゆとりが生まれるので、畑を有効に使うことができます。
・害虫被害の多い野菜(アブラナ科の葉物野菜、カブや人参などの根菜)は害虫の動きが活発になる前に育てることが出来ます。
春野菜の植え付けが遅れると…春野菜の収穫が遅れる⇒夏野菜の植え付けが遅れる⇒秋野菜の植え付け時期にまだ野菜が残ってる⇒秋野菜の植え付けが遅れて失敗する…なんてことにもなりかねません。
少し手間のかかるこの時期の作付け作業ですが、畑を有効に使って、実り多い一年にするためにも早め早めに植え付けを始めることをおススメします。
2月に種まき出来る野菜
ジャガイモ
2月中に種まきすれば早くて5月の下旬には収穫を迎えます。
ジャガイモの種まき時期は2月の後半(最終週あたり)~5月頃までです。種まき期間が長いので、いつ頃種まきしたらいいのか悩ましいところですが、早い時期にジャガイモを作付けすると、収穫直後に次の作付け(例えばオクラとか枝豆とか)を狙うことが可能になります。収穫が遅れれば遅れるほど、作付け出来る野菜の種類は減っていくと考えてください。
但し、この時期のジャガイモ種まきにはリスクが伴います。ちょうどジャガイモの芽が出た頃に遅霜にあたり全滅してしまうかもしれません。※春先に「遅霜で大産地のジャガイモが被害にあいました」なんてお話はよくあります。
遅霜被害を回避するためには、深植えしておくとか、霜予報が出たらジャガイモの芽に被覆(パオパオとか)するなどの対策が必要です。
※ジャガイモの種まき時期については、畑を有効に使うメリットと遅霜のリスクと対策の手間を天秤にかけて(作付け時期をずらしてリスクを分散させる考え方もありです)判断してくださいね。
個人的には早く種まきしたいです…だって待ちきれないんだもん
葉物野菜:小松菜、ほうれん草
小松菜、耐寒性のあるほうれん草は春の作付けが始まります。※種まきは2月の最終週まで待った方がいいと思います。
まだ寒さが残るので、保温資材(穴あきのビニールトンネル)は必要です。
注意)穴なしトンネルで密閉すると、春の高温で中の野菜が焼け死んでしまう恐れがあります…ですので穴あきトンネル
あと、地温を確保するのに、穴あきの透明か黒マルチをおススメします。
2月下旬に種まきすると4月には収穫できちゃうので、同じ畑で夏野菜(5月の上旬:ナスやトマト、ピーマンなど)の苗植えに切り替えることも出来ますよ。
春にんじん
春にんじんの作付けが始まるのもこの時期です。葉物野菜とおなじで、保温資材は必要になります。
畑に種まきして、発芽するまではパオパオべたがけと穴あきトンネル、本葉が展開し始めた頃には気温も上がるので、べたがけ資材は回収しましょう。
収穫は6月~7月になります。生育期間が長いので、人参の後は必然的に秋野菜の種まきや苗植えがメインになります。
春にんじんの栽培は発芽さえしてしまえば比較的に簡単なのですが、厄介なのは雑草です。
種まきから収穫までの間に最低でも一回は草取りをしなければいけません。いくら人参が好きだからって、沢山種まきすると後々草取り地獄にはまることになるので気を付けてくださいね。
春の小カブ
小カブは比較的に生育期間が短い(栽培は葉物野菜に近い気がする)野菜です。
やっぱりトンネル(穴あきね)は必要ですが、2月の下旬頃から種まき出来ます。
収穫は4月~5月、早撒きすれば、収穫の後夏野菜の作付けも出来るかも…
小カブは品種で味に大きな差が出ます(個人的な意見ですよ)、そこでおススメの品種をひとつ紹介しておきます。
昔これ作ったんですけど、めっちゃ甘くて、本当に桃みたいな味がしたんです(農業にはまったのもこの小カブ品種がきっかけでした)。
是非試していただきたいです‼
土作りするなら2月の上旬はラストチャンスです
昨年野菜を作りまくって、畑から野菜(有機物)を回収し続けたのなら、畑の土はお疲れ状態になってるかもしれません… 植え付けが本格的に始まる前に、堆肥や腐葉土などの有機物を畑に補給しておきたいところです。
2月の上旬は土づくりのラストチャンスです。
※一般的に堆肥や腐葉土などの有機物を畑に投入した後は、種まきや苗植えまでに最低でも2~3週間程度の時間を空けたほうが良いとされています。
2月の後半から始まる植え付けに備えて、2月の早い時期に堆肥などの土づくり資材は畑に入れておきましょう。
おわりに
2月はまだ寒いですからね、もう少し暖かくなってから畑仕事したくなるのですが…早めに植え付けを始めておくとより長い期間野菜作りを楽しむことが出来ます。
春の種まきと苗植えは適期が長いので、失敗したって大丈夫、また種まきすればいいんです。
まだ寒さの残る2月ですけど、早い時期に初めてのんびりちょっとずつ野菜作りを始めましょう(^^♪
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